TOP[0]>攻略ルート選択 >リザルトTOP

薬草発見時

 枯れ木を掻き分けつつ進むと、そこには見慣れない、 毒々しい色の花が咲いていた。
『アカマダラ草』――名前のとおり、花弁は赤と黒のまだら模様になっている。
 甘く強いその香りを嗅《か》いでいると、意識が薄れていきそうだった。
 何か、毒性を持っているのかもしれない。

 できるだけ息を吸わないよう、無言で草をもぎ取り、袋に詰め込む。
 それから花粉が飛ばないよう、袋のヒモを静かに、ぎゅっと締めると、 僕たちは『アカマダラ草』の群生を後にした。


 お婆さんの元へ戻り、袋を手渡すと、約束どおり300zelを手渡してくれた。

「どうだい? 問題はなかったかい?」

 モンスターに襲われたけれど、きっとそれは、 300zelという報酬に含まれているのだろう。
 首を横に振り、僕たちはお婆さんのテントを出た。

「また金が必要になったら言っておくれ」

 お婆さんのケケケ、という声が、あたりに響き渡った。
 ――あれで一体、どんなに恐ろしい薬を作るんだろう!?
 僕とスズは思わず苦笑しつつも、元にいたポイントまで戻ることにした。

 ○○は300zelを得た

─End of Scene─

画像、データ等の著作権は、 Copyright(C)2008 SQUARE ENIX CO., LTD./(C)DeNA に帰属します。 当サイトにおける画像、データ、文章等の無断転載、および再利用は禁止です。