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宿木、探り求める者II

[世情について詳しく聞きたい]

 店主から世情について話を聞くことにした。
 とはいえ、憲章とは全く関係のないこんな事を直接聞いていては、要らぬ疑いを招くに決まっている。
 ○○は軽い世間話を店主に振り、エンダーと協力して上手く話を合わせながら、この場所──主に地理、社会に関する事についてを聞き出していく。
 どうやら自分達が今居るこの土地は、“アルレデドル”と呼ばれる大きな島であるようだ。
 そして大島には禁領を国境線に見立てた七つの国が存在し、それらは一纏めで“七王国”と呼ばれているらしい。
 取り留めのない話の中から汲み取った、その七国についての情報を纏めると、こうなる。

 一つ、サー・エルシア。
 些国とも呼ばれ、七つの王国の中で、最も大きな国力を持つ。大島の西側に位置する。

 一つ、エルベ・スーケン。
 慧国とも呼ばれ、規制も気風も緩い、雑多な人種が入り乱れる交易国家。南東地域。

 一つ、クバルテイン。
 久国とも呼ばれ、大陸から流れてきた貴族一派を起源とする国で、貴族主義──特権階級とその他の立場の差が激しい。南西部一帯を国土とする。

 一つ、カリヤ。
 珂国とも呼ばれ、大島の北西部を占める。術法研究が盛んな国風で、国面積はサー・エルシアに次ぐ。島の北西を広く治める。

 一つ、シゴス・ルア・パリ。
 仔国とも呼ばれ、芸術分野、奏楽分野に秀でた国であり、上流階級では如何に秀でた芸術、音楽家を懐に囲うかが重要だとか。

 一つ、ベヴァスクォ。
 辺国とも呼ばれ、この群書に訪れた際に出会った二人──クロエとセサルが乗っていた、あの鋼の巨体。ああいう物体の製造に関わる“機工技術”と呼ばれるものに秀でた国のようだ。

 最後に、聖堂院。
 大陸の中央に位置し、“断壁”と呼ばれる何かの向こう側に存在する小国家。
 七王国の中心となる国であるらしいとまでは判ったが、断壁等に代表される特殊な用語が多く、今ひとつ話が理解できなかった。

 ──店主から聞き出し、○○が把握できたのはこの程度だった。
 後は、ここが七国の内の慧国──エルベ・スーケンと呼ばれる国に属する地である事と、国家間の移動はかなりの制約がある上、人を拒む地“禁領”が半ば国境線の代わりのようなものとなっていて、横断にはなかなか骨が折れる事。

 そして最近、ちょっとしたお祭り事に関わる、国の代表を選ぶ催しが行われた、という話くらいか。

「……と、無駄話が過ぎたな。もう憲章に一通り目を通したのなら“試し”の説明に入るが、どうする」

 店主の問いに、○○はどう答えるか迷い──。

─See you Next phase─







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