TOP[0]>攻略ルート選択 >リザルトTOP |
|
職員室 |
|
藪谷(結構強そう) [集中審議]藪谷はヒューマノイドの可能性が高い ![]() 戦闘に勝利した。 「勝った……。勝ったぞ、ちくしょー!」 トモキが肩で息をしながら、吐き出すようにしてそう言った。 床に転がり、ぴくりともしない、藪谷であった生き物から目を背け、あなたはつぶやいた。 「そいつは……、彼女は、藪谷だった……。人間だったんだぞ。 それを、オレたちは……!」 ![]() 「なに、甘ったれたこと言ってる」 あなたは顔を上げると、声のした方を見やった。 そこには、張り子の犬のようなものが立っていた。 それはじっと、無表情な顔で、あなたの視線を受け止めていた。 自分の目にしているものが何なのかいまひとつ理解できず、あなたはしばしの間、固まっていた。 と、それが口を開いた。 「戦って生き抜くだけの意志がないなら、ヤツらに喰われちまえ。 さっさと殺されちまえ。それだけの話だ」 「は、張り子の犬が、しゃべった!? な、何なんだ、お前!?」 と、トモキが驚きの声を上げた。 それはトモキの方に顔を向けると、 「俺か? 俺は、ドクター・ヘルマーチン。蒼の相棒だ。 科学者であり、発明家でもある。蒼の銃を改良してやったのも、 俺だ」 どうやら生き物らしきその物体を見つめるあなたの両目が、 丸くなった。 「蒼の相棒だって?」 「ああ、そうだ。今回はちょっと用事があって、 蒼とは別行動だったんだ。しくじったな。朱鳥には油断するな、 とあれほど言っといたんだが……」 「蒼は、いま……?」 「心配するな、無事だ。なんだかんだ言って朱鳥のヤツも、 蒼を失いたくはないんだ。蒼は特別だからな。そう簡単に、 蒼のことをあきらめたりはしない」 「よかった……」 ヘルマーチンの話を聞いて、あなたはひとまず安心する。 ![]() 「まあ、そんなわけでだ、お前たち、ここはひとつちからを貸せ。 朱鳥は、この学園のどこかにいる。蒼も一緒だ」 「本当なのか、その話?」 とトモキが、うさんくさそうにヘルマーチンを見やる。 「ああ、間違いない。次元の境界がもっとも薄くなっているのが、 この学校の周辺らしい。それで連中の一部が、 この学校に集まり出しているんだ。だが、ともかく、 まずは蒼を見つけ出せ」 「待てよ! 冗談じゃない。なんだってオレたちが、 協力しなきゃならないんだよ?」 「朱鳥のヤツを止めなけりゃ、この街は終わりだからだ。いや、 この街だけじゃない。あいつはこの世界と異界とを、 完全にひとつにしてしまうぞ。そんなことになったら、 事態はこんなもんじゃすまなくなる」 「そんなこと言われてもなあ……」 と、トモキは不服そうに顔をしかめる。 「俺は頭脳派であって肉体派じゃない。残念だが、 俺一人のちからじゃムリなんだ」 ヘルマーチンは、あなたたちの顔を交互に見やりながら、続けた。 「いいか、よく聞け。このまま放っておけば、 お前たちの家族や友人も、おしまいだ。連中のエサになるか、 あの教師と同じ運命をたどる破目になる。化け物の仲間になるんだ。 どこにも逃げ場はない。いずれ、ヤツらに追い詰められて、 それでアウトだ。わからないのか? 時間がたてばたつほど、 ヤツらは増殖してゆく。こうしてる間も、 お前たち人間は不利になって行くだけなんだぞ」 「……わかった」 と、あなたは腕をほどいて、ヘルマーチンに向き直った。 「協力するよ、あんたに。蒼を助け出そう」 「おい、〇〇〇! 本気か?」 「ああ、本気だ。この、ドクターとかの言うとおりだ。 オレたちふたりで、なんとかここから逃げ出せたとしても、 それでどうなる? この街が異界の一部になってしまったら、 ヤツらはここから周囲の世界に侵略を始めるだろう。そうなったら、 どうなる? 警察や自衛隊に何ができる? 相手は、 不死の化け物なんだぞ?」 「それは……」 と、トモキは声を詰まらせた。 「いまここで、誰かがヤツらを止めなきゃならないんだ。 そのためには、オレたちだけじゃダメだ。蒼だ。おそらく蒼が、 鍵なんだ。なんとしても、蒼を助け出さないと……」 「そういうことだ。そっちの単細胞よりは、 いくらかましな頭を持ってるみたいだな、お前は」 「誰が単細胞だよ!?」 あなたは、にらみ合うふたりを放っておいて、 一際大きな教頭のデスクに向かった。 デスクの向こう側にまわり、引き出しに手をかける。 ダメだ、やはり鍵がかかっている。 「くそッ」 引き出しをガチャガチャ言わせているあなたに気づき、 トモキとヘルマーチンがにらみ合いを中断する。 「どうした? 何やってるんだ?」 「マスター・キーだ。学校のマスター・キーは教頭が保管してる。たぶん、 この引き出しだと思うんだが……」 「ああ、あれか。用務員のおやじと、教頭が持ってるんだっけか」 「用務員が今どんな状態なのか、確かめに行きたくはないからな」 「よし、まかせろ」 と、ヘルマーチンがぴょんと机の上に飛びのった。 下をのぞき込むようにして、引き出しの鍵穴にひげをさしこむと、 器用に首を振る。 ほどなく、カチャリとロックの解けた音がした。 「へえ、やるもんだな」 と、思わずトモキは感心の声をもらした。 「くだらん。こんな仕掛けなど、稚児の玩具にも等しい」 引き出しを開けると、はたしてそこには赤いプラスチックのプレートの付いたキーがあった。 「これだな。これで校内を自由に動けるぞ」 と、キーに手をのばしたあなたに、トモキが問いかけた。 「ほんとに、やるのか?」 「ああ、後にはひけない。やるしかない」 「ちッ、こっちの頼みの綱は、グール女に張子の犬だけかよ……。 なんとも頼もしい限りだな、まったく」 とトモキは、明後日の方を向いて首を振ってから、 「で、どこから探すんだよ?」 ─End of Scene─ 次回行動選択 まだ決めていない 風まかせ 体育館へ 図書室へ 保健室へ 教室へ 2Fへ エルアークへ戻りたい |
画像、データ等の著作権は、 Copyright(C)2008 SQUARE ENIX CO., LTD./(C)DeNA に帰属します。 当サイトにおける画像、データ、文章等の無断転載、および再利用は禁止です。 |