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遭遇

襲撃者(微妙に強そう)
襲撃者,メリル

戦闘省略

DROW

「メリル!」

 戦闘の真っ最中にどこからか奇妙 な声が聞こえ、襲撃者は素早く距離 をとって動きを止めた。
 その側に小さなもう一つの影が近づく。

「アイツ、グラトンじゃないゼ」

「そんなはずない。あの反応は間違 いない。突然出現したんだぞ? この 街であんな奴見かけたことないし」

「でもなァ……人型であんなミスボラシ イ格好のグラトンがいるかァ?」

 そこでまた鋭い殺気が○○の方へ向けられる。
 殺気ではなく視線なのか。しかし、その視線 は極めて冷たく殺気と言った方がしっくりくる。

「確かに……」

 急速に殺気がしぼんでいく。

「グラトンじゃないなら、何者だ」

 一瞬のうちに襲撃者は○○の目の前 に移動し、喉元《のどもと》に鋭い鉤 爪を突きつける。
 襲撃者は女。むしろ、少女といっても いいぐらいの年恰好だった。腕には鉤爪 付きの手甲、服は……どうみても普段着 。いや、学校の制服だろうか。

「マァマァマァ、ここはオレに任せて」

 そう言いながら、少女の後から現れ たのはウサギ。2本足で器用にヒョコヒョコ歩い ている。よく見ると機械仕掛けのウサギだ。

「たとえグラトンじゃなくても、見られた からには生かして帰すわけには行かない」

 少女は物騒なことを言って鉤爪 を更に喉《のど》に近づける。

「マァマァ、別にヤバイところは見られ ちゃいないんだし。イインジャネ? 見 えたとしてもせいぜいそのスカートの 中ぐらいダネ! でもそれは、そん な短いのはいてるから悪いんダネ!」

 ガコン。少女がウサギの頭を思いっきり 殴りつける。ウサギは豪快に後に吹っ飛 んで土煙を上げながらゴロゴロと転がった。

「サテ! それじゃ、自己紹介といこうかネ!」

 その場ですっくと立ち上がり何事も なかったかのように戻ってくるウサギ。

「おいらはペーター。見ての通り、しが ないタダのウサギさんサ!」

 どう見てもタダのウサギじゃない。

「この乱暴者は相棒のメリル。ちょーっ とハイパワーだけど、学校に通う普通の女の子サ!」

 どうみても普通の女の子じゃない。
 当のメリルはというと、そっぽを向 いている。自己紹介などする気もな さそうだ。

襲撃者,メリル

 先に名乗られてしまったので、○○も名乗らざるを得ない雰囲気だった。
 これまでの経緯をどう説明したものか……

─See you Next phase─


【行動選択】
アーレイベルグ
少女の名はメリル、機械仕掛けのウサギはペーターだという。
これまでの経緯をどう説明したものか……
地図/バザー
次回行動選択
(2時過から更新予定)
・まだ決めていない
・風まかせ
・ちょっと散歩してた
・記憶にございません
・月が綺麗だったから

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