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侵攻作戦指令


 アーレイベルグの最南端、街を囲む巨大な壁の一 箇所、防衛学園から少し離れた場所に門が設け られている。
 門前の広場には様々な大型の兵器が並べら れ、デモノイドの襲撃に対していつでも迎撃体勢 がとれるように準備されているようだ。しか し、実際に大規模な戦闘になったことはここ 最近は全くないという。
 〇〇が物珍しそうに巨大な投石器を眺めて いると、誰かに後ろから声をかけられた。

「おまえ、防衛学園の生徒だな? ここに きたのは初めてか」

 声をかけてきたのは、門周辺のそこ かしこにいる衛兵だった。皆一様の格 好をし、いかにも兵士といった出で立 ちだ。

「なら、作戦司令部に行って任務に関す る説明を受けてくるとよいだろう。あそ こが作戦司令部だ」

 その兵士が指差す先にある建物へ向 かう。広場の一角に建つその建物は、 商店のような飾り気は全くなく、軍馬 用の厩と、鷲の頭と翼を持つ獣――グ ライフというのだそうだ――用の厩が併 設され、隣には高い監視塔が建ってい た。
 司令部の中では兵士に混じって、 学園の生徒の姿も見られた。
 受付らしきところへ行き、そこに いた女性に、任務に関する説明を受 けろと言われたと告げると。

「初めての方ですね。では、説明いた します。アーレイベルグ正規軍では、デモノイ ドによる目だった侵攻を受けなくなっ た現在、これを反攻の好機と見て敵地 への侵攻作戦を頻繁に実施しています」

 女性は机の上に広げられた地図 に書かれたバツ印を指差す。

「ここ、ここ、それからここ、 他にも幾つかのポイントへ攻撃を仕 掛けています。この作戦は通常 、正規軍の部隊によって実施される のですが、兵士が不足しているのが 現状です。そこで、防衛学園の生徒 に志願兵として一時的に作戦に参加 していただいているのです」

 まだ未熟な生徒を戦場に送り込む のは危険なのではないか。

「もちろん、ある程度の危険は伴い ますが、生徒に参加していただいて いるのは比較的安全な作戦のみとな っています。また、身の危険を感じ たら各自の判断でその場から撤収し ていただいて構いません。それで軍 紀違反に問われたりする事はありま せんので」

 給料はでるのだろうか。

「申し訳ありませんが、現金による 給与の支給はありません。しかし、 現地では街の中では手に入りづらい ものが手に入ることがありますが、 それは自由に持ち帰って貰って構い ません。また、戦場での功績に応じ て従軍戦績が与えられます。従軍戦 績は一種のポイントのようなもので、 それを使って軍の支給品を購入でき るシステムになっています。なお、従軍 戦績は最大で9999まで蓄積できるよ うになっています」

 それで、実際に作戦に参加する にはどうすればいいのだろう。

「こちらに来ていただければ、 現在実施中の作戦を説明します ので、その中から参加したい作 戦を選んでください。指令書を 発行いたします。但し、難易度 の高い作戦は十分な戦績を上げ ていることが参加条件になりま す。まずは戦績条件のない簡単な ものから参加してください。あと は魔防門のところへ指令書を持っ ていけば街の外へ出して貰えます ので、現地へ赴き作戦を遂行して ください。先程も説明しましたが 、いつでも撤収して構いませんの で、危なくなったら逃げてくださ いね。説明は以上です」

 従軍するといっても、完全な軍属に なるわけではないようだ。いわば独立 遊撃部隊といったところか。
 〇〇は説明してくれた女性に一礼し 、一旦司令部をあとにすることにした。

     

 [Notice]
 指令書は魔防門にある作戦司令部 で従軍戦績と引き換えに発行して貰えます。
 指令書はパーティーに1枚あれば十分です。


─End of Scene─


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