TOP[0]>攻略ルート選択 >リザルトTOP |
|
母の想い |
|
今のお前の能力ならば───。 母親を助けることも叶うだろう。 はるか南方の地にて、今この時、 魔法大戦の戦火の中でお前の母親は死んだ。 エフラバ山の頂上に向かう最後のキャンプ地で、 僕は修了試験の時のサルバの言葉を思い返していた。 「よ〜う、フリーゼイ。お前、好きな女とかいんのか〜い?」 ドゥーレイが、突然僕に話しかけてきた。 「おじさんか……。いるよ。一応ね」 「そいつはいいな。その女の方も、お前に惚れてんのか?」 「そっ…、それは……」 「はっはっは! もし自分に惚れてる女がいるなら、 その女を残して死ぬなよ? 残された女は、たまったもんじゃねえからな」 「えっ?」 「愛する男を失った女の心の傷は、誰にも癒せねえぜ〜。フレイシアのようにな」 「母さんのように……?」 「フレイシアは、そろそろあの世にいる帝王ヴァレイに会いたがってるみてえだ。 死に場所を求めてやがる。俺の勘だがな」 「母さんが? そんな、まさか……」 母さんからそんな素振りを感じたことは、僕は一度もなかった。 「だからフリーゼイ。お前が、母ちゃんを守ってやるんだ」 「………………」 「頼れる男がそばにいるだけで、女は安心するもんだ。 お前はそんな男になれ。なっ?」 ドゥーレイは、僕の肩をポンポンと叩き、去っていった。 彼の言葉のひとつひとつには、不思議な重みがある。 このキャンプを発てば、おそらく女王メルファティアとの決戦に至る。 サルバの言葉が正しければ、きっと母さんは、 この戦いで死ぬことになるのだろう。 僕は、ふと思った。 僕が時を渡ってきたことを、まだ母さんに伝えていない。 このことを母さんに伝え、命の危険が迫っていると意識してもらえば、 運命が変わる可能性がある。 もしかしたら、母さんは死なずに済むかもしれない。 母さんはテントの中で休んでいる。 僕は、自分が時を渡ってきたことを、母さんに……。 ─See you Next phase─ 次回行動選択 (12時間更新) まだ決めていない 風まかせ 伝えよう 伝えずにおこう |
画像、データ等の著作権は、 Copyright(C)2008 SQUARE ENIX CO., LTD./(C)DeNA に帰属します。 当サイトにおける画像、データ、文章等の無断転載、および再利用は禁止です。 |