エルアーク情報局ﾘｻﾞﾙﾄ集

旅立の日

自分が魔女を倒す選択

　中級位の魔女3人くらい、今の僕ならﾜｹはない。
　蹴散らしてしまおう。
　僕は、魔女に向かって飛び立った。

「ちょうどいい。母さんは、そこで見てて!」
「待て、ﾌﾘｰｾﾞｲ! お前には無理だ!」

　僕と母さんの気配に気づいた魔女たちは、しばらく警戒していたが、相手が子供だと悟ると、こっちに向かってきた。

「ｱﾊﾊ! 見なよ! 子供のﾗｲﾀﾞｰだ! かわいらしいねえ!」

　どうやら、こいつらは相手の力量を見抜けないらしい。

戦闘:強行偵察部隊

ｳｨｯﾁｽｶｳﾄA [前衛]:壁･飛
HP:600/600
ｳｨｯﾁｽｶｳﾄB [後衛]:壁･飛
HP:600/600
ｳｨｯﾁｽｶｳﾄC [前衛]:壁･飛
HP:600/600
※戦闘省略
※戦闘敗北時はｴﾙｱｰｸ円環へ

　戦闘に勝利した。

　僕は中級位魔女を簡単に蹴散らした。
　ｻﾙﾊﾞを地上に下ろし、僕は母さんの前に立った。
　母さんは、驚いた顔で僕を見ていた。

「これでいい? 実力は証明できたよね?」
「ﾌﾘｰｾﾞｲ……。実戦経験のないお前に、なぜ魔女が倒せる?」
「それは…………」

　本当のことを言っても、どうせ信じてもらえない。
　だから、僕はこう言うことにした。

「それは……、僕が帝王の血を引く、たった一人のﾗｲﾀﾞｰだからです」

　しばらく僕の姿を見ていた母さんは、何も言わずに、僕に背を向けた。

「……明日の朝、夜明けとともに出発する。今夜は早く寝ておけ」
「えっ!? そ…それじゃ!」

　母さんは、そのまま立ち去っていった。

「ありがとう! 母さん!」

　僕は母さんの背中に叫んだ。

─End of Scene─

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(12時間更新)
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