TOP[0]>攻略ルート選択 >リザルトTOP

模擬戦(上位)



 戦い続けよう。
 僕は、帝王ヴァレイと、フレイシア将軍の息子。
 退くことは許されない。
 僕は、無我夢中でサルバを操り、槍を振り続けた……。

 どれほどの時間、戦い続けただろう……。
 気づけば、僕はすべてのコンバットドールを倒していた。
 僕の身体は、限界を迎えていた。



「サルバ……。お前じゃなかったら、やられてたよ。ありがとな……」

 僕はサルバを翻し、アカデミーに戻った。
 アカデミーに近づくと、上位クラスの同級生たちが、校庭に集まっていた。
 校庭に下りると、担任教師が駆け寄ってきた。

「50体ものコンバットドールを倒すとは、さすがでございますよ、フリーゼイ君。 当アカデミー創設以来、最高の成績でございます」

 上位クラスのみんなに、どよめきが起こった。

 担任教師が去り、模擬戦が解散になると、 クラスのみんなが僕の元に駆け寄ってきた。
 ひとしきり同級生からチヤホヤされた後、 僕は一人では歩くこともできないほど衰弱していた。

 ミシアレシアが、僕に近づいてきた。

「フリーゼイ、大丈夫? ほら、肩貸すから、部屋まで送るよ」
「あ…ありがと。あはは。ボロボロだ……」



「フリーゼイ、無理しすぎよ? 危ないと思ったら、 敵から離れることも戦術なんだからね?」
「ううん。僕は逃げない。そう決めたんだ」
「もう……。なんだかフリーゼイじゃないみたい」
「それにさ……、いいもんだね。戦って、みんなに喜んでもらえるって」

 僕は自室に戻ると、すぐにベッドに横になったが、 なかなか眠りには就けなかった。

 担任教師の賛辞。
 同級生たちの歓声。

 様々な声が何度も頭の中を過ぎり、僕はいつまでも興奮していた。

─End of Scene─


次回行動選択
(12時間更新)
まだ決めていない
風まかせ
続ける
エルアークへ戻りたい


画像、データ等の著作権は、 Copyright(C)2008 SQUARE ENIX CO., LTD./(C)DeNA に帰属します。 当サイトにおける画像、データ、文章等の無断転載、および再利用は禁止です。