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編成試験



 僕は、解答を消さなかった。
 すべての解答が埋まった答案用紙を提出し、試験は終わった。
 ミシアレシアが笑顔で声をかけてきた。

「試験どうだった、フリーゼイ?」

 様子を窺うミシアレシアに、僕は笑顔で応えた。



「バッチリだよ、ミシアレシア」

 アカデミー内の掲示板に、クラス編成表が貼り出された。
 僕は全教科満点で、当然ながら全体で1位だった。
 クラス編成表を眺めていると、後ろから声をかけられた。

「フリーゼイ。さすがは帝王ヴァレイと、フレイシア将軍の息子ってとこか」

 振り返ると、見覚えのある生徒が立っていた。

「ありがとう。君は……」



「俺は、シェローマ。一問だけミスって、2位だった。
 まあ、ライダーはペンで戦うわけじゃないからな。 槍の扱いでは、君は俺に勝てんよ」
「そうかな? 僕、筆記より実戦の方が得意だから、 そうはいかないと思うよ?」
「ははは、大人しい顔して結構言うじゃないか。これから、よろしくな」
「ああ。よろしく」

 シェローマと入れ替わるように、ミシアレシアが僕の元へ走ってきた。



「フリーゼイ! トップトップ!! すごいじゃない!」
「ありがとう。自分でも、びっくりだよ」
「私も、なんとか上位クラスに入れたわ! ミルトさんに手紙を書かなきゃ! 二人とも、上位クラスに入れましたって!」

 上位クラスに入った僕とミシアレシアは、シェローマと3人で、 常にクラスの首席を争うようになった。

 ずっと弟を見るようだったミシアレシアの視線が、 少しずつ変わってきたのは、この頃からだった。

─End of Scene─


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