TOP[0]>攻略ルート選択 >リザルトTOP |
|
修了試験 |
|
どこかに隠れて、ミシアレシアを待とう。 僕は近くにある山の岩陰に隠れ、ミシアレシアが来るのを待った。 数時間後、ミシアレシアが現れ、苦戦しながらも番人を倒し、 頂上に向かっていった。 そして、聖竜との謁見を終えたらしく、 ミシアレシアはアカデミーの方角へと戻っていった。 これで、運命から逃れられた……。 僕は喜びを噛みしめながら、頂上に向かって飛んでいった。 頂上に降り立つと、前の時と同じように、そこには聖竜がいた。 サルバよりもはるかに大きく、真っ白な肌を持つ竜が、 僕とサルバを見つめている。 前の時は、ここでサルバが暴走したが、今回のサルバは落ち着いていた。 「汝、大空の王者を、正しく導く者であると認めよう」 前の時には聞くことのできなかった、聖竜の重々しい声。 僕は無事に、聖竜との謁見を終えることができた。 運命は変わった。 あとはアカデミーに戻るだけだ。 聖竜に背を向け、サルバに乗ろうとしたその時、 頭上から声が聞こえてきた。 「あっ、フリーゼイ! フリーゼイもやっぱり、ここまで来れたのね!」 竜に乗ったミシアレシアが降り立った。 予想外の出来事だった。 「私も、さっき謁見を終えたのよ。これで、私たちライダーになれるね」 「ミ…ミシアレシア! どうして、ここに来たんだ!?」 「えっ? だって、フリーゼイどこにもいなかったから。もしかしたら、 ここかなって……」 「だ…だめだ! このままじゃ!」 僕は、サルバの顔を見上げた。 だが、サルバは変わらず落ち着いていた。 「ね、ねえ、フリーゼイ。大丈夫? どうして、そんなに怒ってるの?」 「あ…ごめん、ミシアレシア。君のことが心配になって、つい……」 「私のことが、心配って?」 「い…いや、なんでもない。ごめん……、なんか僕おかしいよね?」 「フリーゼイ……」 その時ミシアレシアが、優しく僕を抱きしめた。 「フリーゼイ、お疲れさま。それと、おめでとう。 もう試験は終わったんだから、気を休めていいんだよ?」 「あ…ありがと、ミシアレシア」 ミシアレシアの腕に包まれ、僕は安堵した。 目を閉じ、しばらく彼女の腕に身を任せていると、 突然、僕の顔に激しく液体が降りかかった。 目を開けた僕は、その光景に驚愕した。 「─────!!!!」 僕の顔にかかった液体は、 僕を抱きしめるミシアレシアの首から噴きだす血しぶきだった。 僕が一歩後退すると、ミシアレシアは、地面へと崩れ落ちていった。 運命から 逃れることは できない……。 たとえ僕が行動を変えても、運命の方が後から追ってきて、 僕らを掴まえてしまう。 そばにいるサルバが、聖竜に向かって吠えている。 試験前、校庭で話しかけてきたシェローマの言葉が、 頭の中によみがえってきた。 未熟なライダーを主人とした竜が聖竜と対峙すると、 その竜は呪われ、自分の主人を喰らってしまう。 僕がライダーとして未熟だったから、この悲劇を引き起こした? つまり、僕がこの運命から逃れるには、行動を変えるだけではなく、 僕自身が変わらなければならないのか……? その時、サルバの瞳から、ゆっくりと殺気が消えていった。 「時を遡り、やり直すことによって、この絶望から逃れたいと考えるか」 サルバは、僕の頭に直接語りかけてきた。 僕は……。 ─See you Next phase─ 次回行動選択 (12時間更新) まだ決めていない 風まかせ やり直したい やり直したくない |
画像、データ等の著作権は、 Copyright(C)2008 SQUARE ENIX CO., LTD./(C)DeNA に帰属します。 当サイトにおける画像、データ、文章等の無断転載、および再利用は禁止です。 |