TOP[0]>攻略ルート選択 >リザルトTOP |
|
修了試験 |
|
実戦で負ったケガも回復し、再びアカデミーでの生活が始まった。 下位クラスの生徒は、推薦がない限り修了試験を受けられないが、 中級位魔女を倒した実績を考慮され、僕は修了試験を受けることを許された。 授業が終わり、廊下を歩いていると、後ろから声をかけられた。 「あっ、フリーゼイ!」 ミシアレシアの声? 振り返ると、ミシアレシアが僕の元へ走り寄ってきた。 「フリーゼイ、もうすぐ修了試験ね」 「うん……。試験に受かったら、僕たちは本物のライダーだね」 「ねえ。二人で一緒に合格できたら、私、行きたい所があるんだけど……」 「えっ…えっ? 二人で?」 「うん。アスラニアの海岸って、フリーゼイ知ってる? ここからずっと南の方に、 緑色に澄んだ海が見える場所があるの」 「初めて聞いた……。けど、僕も見てみたい」 「じゃあ、約束よ」 前の時も、ミシアレシアからのこの誘いに、僕は胸をはずませたのだ。 だが、修了試験を終えることなくミシアレシアは死んでしまい、 結局この約束を果たすことはできなかった。 必ず、ミシアレシアを助ける。 そして、この約束を果たすんだ。 僕は心に固く誓った。 修了試験の日を迎えた。 修了試験に臨む生徒が校庭に集まり、 アカデミー長から修了試験の詳細が伝えられた。 聖地ナルファリア山に向かい、その頂上にいる聖竜に謁見するという、 古くからアカデミーに伝わる伝統的な試験だ。 だが、聖竜に謁見するには、聖地を守る番人を倒す必要があり、 実力のある者しか試験に合格することはできない。 アカデミー長の話が終わると、 隣にいた見覚えのない生徒が僕に話しかけてきた。 「なあ君、知っているかい? 未熟なライダーを主人とした竜が聖竜と対峙すると、 その竜は呪われ、自分の主人を喰らってしまうって話だよ」 「……えっ?」 「君がフリーゼイだろ? 俺は、上位クラスのシェローマだ」 「シェローマ。よ…よろしく」 「君のウワサは、いろいろ聞いてるよ? 帝王ヴァレイの子息にして、 中級位魔女エラキュリアを倒した実力者。だが、 今はなぜか下位クラスにいるんだってな」 僕が戸惑っていると、シェローマは微笑みながら去っていった。 アカデミー長の見送りを受けて、僕は他のメンバーと共に、 聖地へ向かって飛び立った。 ─End of Scene─ 次回行動選択 まだ決めていない 風まかせ 聖地ナルファリア山へ エルアークへ戻りたい |
画像、データ等の著作権は、 Copyright(C)2008 SQUARE ENIX CO., LTD./(C)DeNA に帰属します。 当サイトにおける画像、データ、文章等の無断転載、および再利用は禁止です。 |