エルアーク情報局ﾘｻﾞﾙﾄ集

実戦

　戦おう。

　このままｴﾗｷｭﾘｱに背を向けたら、やられるに違いない。
　槍を構え、僕は戦闘態勢に入った。

中級位魔女(たぶん強そう)

　戦闘に勝利した。

　魔女ｴﾗｷｭﾘｱの断末魔が周囲に響き渡り、地面へと落下していった。
　勝つには勝ったが、僕の精神力は限界を迎えていた。
　僕は、そのまま気を失った……。

　……気づくと、僕は前の時と同じように、保健室のﾍﾞｯﾄﾞで横になっていた。
　周りには、同級生が集まっていた。

「気づいたかﾌﾘｰｾﾞｲ! ｴﾗｷｭﾘｱを倒すなんて、すっげえじゃん!」
「ﾌﾘｰｾﾞｲって、やっぱり強かったのね! 驚いたわ!」

　みんなが、僕を称えている。
　退出したみんなと入れ替わるように、今度はﾐｼｱﾚｼｱが保健室に入ってきた。

「おめでとう、ﾌﾘｰｾﾞｲ。中級位魔女ｴﾗｷｭﾘｱの討伐、上位ｸﾗｽでもｳﾜｻになってるわ」
「あ…ありがと。でも、ただ運がよかっただけだよ」
「ううん、これがあなたの実力よ? だから、もっと自信を持って」
「う…うん。あ…、えっ?」

　ﾐｼｱﾚｼｱが、僕の頬に口づけをした。
　前の時と同じで、突然だった。
　だから、わかっていたはずなのだが、それでも僕の胸はどうしようもなく高鳴っていた。

「これからも、がんばってね。ﾌﾘｰｾﾞｲ」

　ﾐｼｱﾚｼｱが去っていった。

　ﾐｼｱﾚｼｱが、僕のことを認めてくれた……。

　こうなることはわかっていたことなのに、ﾐｼｱﾚｼｱからほめられることは、やはり何よりも嬉しかった。

─End of Scene─

次回行動選択
･まだ決めていない
･風まかせ
･続ける
･エルアークに戻りたい