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実戦 |
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2度目のアカデミー生活も5ヶ月の時が過ぎ、 下位クラスを対象とした実戦の日を迎えた。 実戦……。 実際に魔女と戦うという、ハードだが、 軍人になるのなら避けては通れないカリキュラム。 前の時、低い志で参加したにも拘わらず、 僕はこの実戦で大きな成果を上げたのだった。 校庭に、下位クラスの生徒たちと竜が集まってきた。 ザッティが、不安げな表情を浮かべて僕に近づいてくる。 「実戦かあ。下手したら死ぬよなあ……。はあ、緊張してきた……」 「う…うん、そうだね。なんだか緊張するよね」 「んー……? でも、お前はそんなに緊張してるように見えねえな。 竜の扱いは下手っぴなのに、肝は座ってるんだな」 校庭に、下位クラスの担当教師が現れ、ブリーフィングが始まった。 「集まってるな、劣等生諸君。初めての実戦で恐れているかもしれんが、 すでに諸君らの実力は下級位の魔女より遥かに上だ。 1対1の戦いに持ち込めば、確実に勝利することができる」 自分たちの方が上、という教師の言葉を聞き、生徒たちの顔に、 心なしか安堵の表情が浮かんだ。 「劣等生諸君がこれから向かうのは、 ほとんど下級位の魔女しかいないエリアだ。だが、 ごくまれに中級位の魔女が現れることがある。 もしも戦場で中級位の魔女に出会ってしまった場合、 死にたくなければ、決して戦ってはならない」 中級位の魔女……。 思いだした。 前の時の実戦で、僕は中級位の魔女エラキュリアを倒し、 高い評価を受けたのだった。 そして、下位クラスの生徒としては特例的に、 修了試験への参加を許されたのだった。 ブリーフィングが終わり、生徒たちは竜に乗り込んだ。 僕もサルバに乗り、みんなに続いていった。 ─End of Scene─ 次回行動選択 ・まだ決めていない ・風まかせ ・ウィズラー地方へ ・エルアークへ戻りたい |
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