TOP[0]>攻略ルート選択 >リザルトTOP |
|
模擬戦 |
|
『とどめを刺す』選択 とどめを刺そう。 攻撃しなければ、やられる。 槍を大きく振りかぶったところで、一瞬手が止まった。 ここでこの戦いに勝利すれば、ライダーになる将来を、 自分で選んだことにならないだろうか。 そんな考えが一瞬頭をよぎり、僕は躊躇した。 その時、突然振り向いたコンバットドールが、 竜もろとも体当たりを仕掛けてきた。 突然のことに反応できず、僕の身体はサルバから引き離され、 宙に投げ出された。 僕は空中でサルバに救われたが、気を失ってしまったようだ。 どれくらいの時間が過ぎたのか、気づいた時には周囲には誰もおらず、 静寂に包まれていた。 僕はサルバを翻し、アカデミーに戻った。 アカデミーに着くと、下位クラスの同級生たちが、校庭に集まっていた。 校庭に降りると、担任教師がつかつかと僕の方へ歩いてきた。 前の時と同じだから、これから何を言われるかは、わかっていた。 「情けない結果だな、フリーゼイ。コンバットドールを倒すことはおろか、 竜も満足に扱えないとは」 「はい、すいません……」 「トンビがタカを生むということわざがあるが、 お前の場合はその反対だ。今は亡き帝王ヴァレイと、 女性でありながら軍を率いるフレイシア将軍の息子として、 恥ずかしいと思わないのか?」 周りの同級生たちが、哀れみの目で僕を見つめている。 「す…すいません」 僕は、ひたすら謝った。 やがて教師が戻っていき、その場は解散となった。 みんなが自室へ戻っていく中、ザッティが笑顔で話しかけてきた。 「つらいよな〜、フリーゼイ。親が有名人だとさ」 「ザッティ。僕は、あまり気にしてないよ」 「そう強がんなって。まっ、お前はお前らしく生きていけばいいと思うよ?」 僕の肩をポンと叩くと、ザッティは去っていった。 すべて、前の時と同じ展開だ。 これでいい。 僕はそう思っていた。 ─End of Scene─ 次回行動選択 ・まだ決めていない ・風まかせ ・続ける ・エルアークへ戻りたい |
画像、データ等の著作権は、 Copyright(C)2008 SQUARE ENIX CO., LTD./(C)DeNA に帰属します。 当サイトにおける画像、データ、文章等の無断転載、および再利用は禁止です。 |