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オープニング |
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ミシアレシアから噴きだした鮮血が、飛竜サルバの銀色の身体を赤く染めた。 首から激しく血を噴き上げるミシアレシアは、一拍遅れて、その場に崩れ落ちた。 「─────!!!!」 僕の叫びは、意味を持つ言葉にはならなかった。 頭の中を、グチャグチャとした感情が駆け巡る。 ミシアレシアが、死んでしまった。 死なせてしまった。 この、僕が……。 飛竜サルバは、一度巨体をふるわせた後、長い首を伸ばして僕の方を向いた。 爛爛と光る瞳からは、理性のかけらも感じられない。 自分も殺される。 本能がそう感じとったが、逃れる手段は思いつかなかった。 大声を上げても、走って逃げても、自分がこの竜を上回ることなどできるはずがない。 死を覚悟したわずかな時間の中で、僕は何度も自問自答した。 どうして、自分はここで死ぬのか。 どうして、シミアレシアを死なせてしまったのか。 どうして、自分の竜の暴走さえ食い止めることができないのか。 どうして、自分は竜使いとして、もっと修行に励まなかったのか。 どうして──、 どうして、こんなことになってしまったのか……。 すべて意味がなく、虚しい問いかけだった。 天に向かって、猛々しく咆哮するサルバ。 襲いかかってくる。 そう思った次の瞬間、サルバは声ではない念力のようなもので、 直接頭の奥に語りかけてきた。 「この絶望から───」 サルバの瞳から、ゆっくりと殺気が消えていく。 「時を遡り、やり直すことによって、この絶望から逃れたいと考えるか」 僕は、もはや立っていることさえできず、その場に片膝を落とした。 ─See you Next phase─ 選択肢 ・まだ決めていない ・風まかせ ・やり直したい ・やり直したくない |
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