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敵研究施設 |
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大尉の首肯と同時に、5人のブラックベレーはいっせいに行動を開始した。 侵入者に気づいた敵の歩哨が銃をかまえる。モルトの銃口が連続して火を吹き、 2名の歩哨はつづけざまに倒れる。 ブラックベレーが駆けより、ナイフで素早くとどめを刺す。 宵闇のなか、ブラックベレーは無言でうなずきあい、 大尉を先頭に研究施設をめざす。 「――!?」 哨戒中の敵兵が視界に入った。 ブラックベレーが馳せ、暗紅色の制服を着たふたりのザクソニア兵を瞬時に制圧。 大尉が無言でサーベルを突きたてる。 *** 「よし。時間どおりだな――」 遮蔽物のむこうに別動のガリウス隊の到着を確認し、 モルトは薄いくちびるをゆがめた。 “ブラックベレー”は予定どおり2隊にわかれ、敵研究施設への進入をはたした。 だが目標とする中央棟の警備は厚く、正面突入は容易ではない。 そこで事前に立てた作戦は、単純だった。 モルトの隊が敵兵を誘いだす。 そこにガリウス隊が出現。速やかに敵を挟撃・殲滅する―― 突然、銃声がひびいた。 「――!?」 ガリウス隊のブラックベレーふたりが倒れる。 ――敵の狙撃兵! ガリウスのやつ……みつかったか! つづいて中央棟から大量のザクソニア兵がとびだし、ガリウス隊に殺到する! 「――隊長!」 副隊長が緊迫した表情でふりむいた。 ─See you Next phase─ 【選択肢】 まだ決めていない 風まかせ ガリウス隊を見捨てる ガリウス隊を助ける |
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