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エルアーク:竜頭の樹上1

【備考】
エンダー&アリィイベント完了後

中心となる“箱舟”の前方に浮かぶ小島。 竜の頭の如く前へと伸びたその島の先端部からは、 地面となる部分から太い樹木が絡まって更に前へ伸びて、 まるで角のように突き出ている。
 その角の更に先端。 根元では大の大人が数人手を繋いでも抱え切れない程の太さの樹が、 足場にするのも危うい程に細くなった先端部へと、○○は足を運ぶ。
不確かな足元。見下ろせば、薄く広がる雲の向こうから、 遥か遥か下方に広がる翠の海が見えた。
 流れる雲の速度から、下ではかなり強い風が吹いているのが判るが、 上方に在る箱舟ではその風を感じる事は無い。 箱舟はその全体が特殊な力で護られているらしく、 この高度にあっても快適な空間が保たれている。
 護りの力は箱舟の外縁部に近づく程弱まるらしいのだが、 この箱舟の前部にある小島だけは、その法則から免れていた。
その理由が、この島の前方先端部、 “竜頭の樹上”を己の居場所とする老人、 箱舟の住人達の間で“老師”と呼ばれる人物の力にあるという。

  ***


老師


「おや、お客人かな」

 島の前方先端。ひょろりと伸びた樹木の端に座っていた老人が、 胡坐のままくるりとその向きを変えて、○○の方へと振り返る。
 彼が、箱舟の住人の一人、“老師”だ。

「あなたか。ここへやって来たという事は、 “秘蹟”についての話を聞きに来たのですか?」

そう言えば、初めてここへ訪れた時に彼は言っていたか。
 秘蹟についての基本的な知識をどうこう、と。

「もっとも、ツヴァイから既にある程度話は聞いているようですから、 別段これといって説明する事もないかもしれませんけれどね」

 さて、どうします? と皺に包まれた老人の瞳が問うてくる。
その問いに、○○は──。

 ―End of Scene―


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