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メリル&ミーア レベル7。臨海教室では最初のエリアである。 受付の人の話では、まずは島の北部にある岩礁を探索し、 海底洞窟へと続く入り口を見つけることが最初の訓……もとい、アトラクションらしい。 但し、オリエンテーリング形式になっていて幾つかのポイントを経由し、 そこで何かをしなくては入り口は開かないのだそうだ。 何をするのかはその場の状況で判断せよとのこと。 岩礁地帯の入り口にあたるこの辺りは、まだ然程足場も険しくない。 北には大きな高台が見える。高台の上に多数の海鳥が集まって何かをしているように見えるが、ここからまっすぐそこへ向かって岩壁をよじ登るのは厳しいだろう。東西に迂回して進むしかあるまい。 黙って行かせて貰えるほど甘くはないが。 戦闘省略 「ほう、これはなかなか……」 メリルが水着の肩紐や腰の部分を引っ張ってみたりして着心地を確かめている。 「伸縮性に富んでいて身体にフィットしている。動きやすくて良い装備ではないか」 メリルが制服以外の服を着ているのを見たのはこれが初めてかもしれない。 「この色は水中での隠密性も考慮されているのだな」 それはたぶん違うと思う。 「な? 着てみて良かっただろ?」 今回、ミーアの薦めでメリルはいつもの制服ではなく水着に着替えていた。 「確かに。革や金属の装備は身体の動きを阻害するので使う気になれなかったのだが、 これならば制服よりも動きやすい。これからはこれを常備することにしよう」 学園や街中でも着るつもりか。 それはやめた方がいいのではないか。ウィルバーが悶絶死する。 「毎日同じの着てて飽きないのか?」 「衣服は身体を保護する為の物だろう?」 「それだけじゃないって。アピールだよ。アピール。メリルも女の子なんだから、 少しぐらいお洒落したらどうだ?」 「あまり目立つのは困る」 「はー。○○○もなんとか言ってくれよ」 いきなり振られても困るのだが……。 ─See you Next phase─ |
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