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街角



 彼女の話に、あなたはあ然となった。異界からの化け物の侵略?

「まさか、そんな話を信じろと……?」

「信じる信じないは、あなたの勝手。わたしは別にどっちでもいい。 でも、気をつけるのね。昨夜みたいに、 あいつらに喰われかけたりしないように」

「それで……、朝なのに、空が夜のままっていうのも、 そのせいなのか? 俺の家族や街の人間は、どこに行ったんだ?」

「昨夜からずっと夜のままというのは、次元のゆがみの影響かもしれない。 街の人に関しては、わたしにはわからない。いくらなんでも、 あいつらに街全体を制圧して住人をどうこうできるような時間はなかったはず」

「くそッ! 冗談じゃないぞ、なんだって……」

「しッ!」

 と言うがはやいか彼女は、道沿いのレンガ塀に身をよせた。
 あなたも、あわてて彼女にならう。
 10mほど先の十字路を右に折れた向こう、建物で死角となって見通せないが、 なにやら慌ただしい気配がした。

「話は、ここまで。あなたはもう引き返して。 どこか安全そうな場所をみつけて、そこでじっとしてた方がいいわ。 事態がおさまるまで」

「だけど……」

 蒼は音も立てずに角のところまで進むと、 そっと塀の向こうをのぞき込んだ。
 あなたも彼女の後を追い、 息を殺して彼女の背中ごしに先の様子をうかがった。
 数匹の化け物に囲まれ、金属バットを構えている人物を見て、

「トモキ……!」

 思わず、あなたの口から声がもれた。




「知り合い?」

「あ、ああ。小学校のときから、ずっと一緒だ。どうしよう?」

「どうしようって……、わたしには関係ないわ」

「関係ないって……、でも、このままじゃ……!」

「く、くるなッ!」

 ブン! 前に出ようとした一匹を、バットを振り回してトモキが牽制した。

「でも昨日は、俺を助けてくれただろ?」

「昨夜はヤツらが、わたしの通り道をふさいでたからよ。別にあなたを助けようと思ったわけじゃない」

「そんな……」

「わあっ!」

 トモキが足をもつれさせて、ひっくり返った。
 化け物の一匹が、今にも飛びかからんばかりに身構えた。
 どうする!?

三匹のグール(それなりに強そう)が現れた!

─See you Next phase─

トモキが足をもつれさせて、ひっくり返った。
化け物の一匹が、今にも飛びかからんばかりに身構えた。
どうする!?

次回行動選択

まだ決めていない
風まかせ
トモキを助ける
見捨てて先に進む




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