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応用物性IV


 講義の開始を知らせる鐘が鳴ると、 いつものように遅れて眼鏡のお爺ちゃんが現れた。
「んあー、今日は最近発見された素材に関するものじゃ。 わしはどこで取れるのか知らんがの」
 そう前置きすると、 お爺ちゃんは黒板に向かってレシピを書き始めた。

 鍛冶 : 革 + トゥク=ルx3 + ローズウッド材 →
 鍛冶 : トゥク=ルx3 + トタンx2 →
 鍛冶 : シャムシール + ギザ砥石 → 鋸庖丁
 鍛冶 : トライデント + 炎輝石 → ブレイジングスピア
 鍛冶 : トライデント + 氷残石 → フリージングスピア
 宝飾 : ロングスピア + 氷結雷光 → ライトニングランサー
 木工 : コンポジットボウ + 炎輝石 → ブレイジングボウ
 木工 : コンポジットボウ + 氷残石 → フリージングボウ
 木工 : アルカス=アルバス + 氷結雷光 →
 服飾 : シルクローブ + ジェダイト +
 服飾 : ブラックコート + ルビーx3 +
 服飾 : ブラックコート + サファイアx3 +
 宝飾 : シルヴァーネックレス + 不快な肉塊x3 → 奇妙な瓶詰
 調合 : 強蟻酸 + 油x3 → 装甲加工液
 調合 : 土竜神の目 + クリスタル → 地中探査水晶
 調理 : 雑菌x5 + 大豆x3 +

「……最後なんだったかの。確かキノコだと思ったんじゃが、 名前が思いだせんの」

 お爺ちゃんはそう言ってそこで書くのをやめてしまった。

 途中にも空欄が幾つもある。名前が思い出せないのだろう。

「んあー、装甲加工液じゃが、 これは様々な鎧を加工するのに用いるのじゃ。 主にプレート系が多いのう。 正規軍が支給してる鎧もそうじゃの。 竜鱗を使った鎧も加工できるかもしれんの。 加工する際には補強用の素材が他に必要になるぞい。 今日はそんなところかの」

 まだ講義の時間は残っていたが、 お爺ちゃんは帰ってしまった。

 〇〇は単位10を得た。

─End of Scene─


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