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ナイオン:擬似円環



 ゼネラルロッツ郊外、ハギスの森よりもずっとフレビス山脈よりにある、鬱蒼とした森の中。
“聖賢の座ナイオン”は、現在そこに不時着したような格好で、ほとんど原型を保ったままその身を横たえていた。
 船は既に五大遺産に続く――あるいはそれら全てを凌駕するアーネムの遺産として広く認識されており、誰言うとなく“第六遺産ナイオン”という呼び名で知られるようになっていた。
 アーネム正教会はナイオンを管理下に置くべく発奮していたが、なかなか思うように調査は進んでいない。
 なにしろ船の内部に巣食う生物等があまりにも危険なため、教会の内外を問わず、まともに中を歩ける人間が殆どいないのだ。
 充分な安全確保ができるその日まで、ナイオンは有志の実力者による掃討作戦と調査が並列して行われることになった。
 ……というわけで、○○はナイオンに自由に足を踏み入れることの出来る、数少ない人間の一人なのだった。

孤独な昆虫(結構強そう)
戦闘省略


     ***
 外壁の損壊した場所から中に入ると、そこは“擬似円環”の中だった。
 たたっ、たたっ、と何かの足音が広間に響く。
 見ると、一匹の黄色い生物がこちらを目指して駆けて来ていた。
 まるまるとしたその特徴的な生物は、犬に似ているが、目が無い。まず間違いなく、ミケランジェロ、もしくはバウガウと呼ばれるアレだった。
 バウガウは○○の前まで飛んでくると、おすわりに似た姿勢を取って「ばう」とも「がう」ともつかない声でひとつ吠える。
 そのまま目の無い顔で○○を注視したまま、盛んにしっぽを振り始めた。
 何かを期待しているようだが……。
 ○○はエビフライを与えてみた!
 バウガウがパーティに加わった!
     ***
 広間には幾つもの扉があるが、鍵でも掛かっているのか、開くものは殆ど存在しない。
 ただひとつだけ開きっぱなしになっている扉があるので、そちらの部屋を調べることは出来そうだ。
 幸いなことにナイオンは天地がひっくり返ったり横転したりはしていないので、今まで通り昇降機を使って城に入ることも可能だろう。
─See you Next phase─








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