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食堂にて ミーア |
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食堂の入り口で一緒になったウィルバーと食事をし ていると、突然、甲高い声が背後から聞こえてきた。 「よーう、ウィルバーじゃないか。ようやく2年にな ったんだって? 誰の後にくっついていったんだ〜、んん〜」 ○○が振り返ってみると、近づいてくるのは 長い金髪を頭の両サイドでしばった小柄な少女だ った。その少女はにこにこ──というよりは─ ─にやにやしながらこちらにやってくる。 「おや〜? メリルと一緒に2年になるんじゃなか ったのか〜。ここにいるのは違う人のようだけど〜」 「な、何言ってんだ。お前には関係ないだろうが!」 見る見る顔が赤くなっていくウィルバー。 少女は○○の隣の席にどっかと腰を下ろ し、○○の肩をぽんぽんと叩く。 「大方○○がメリルと知り合いなのを良いこと に、まずは○○に近づこうと目論んだんだ ろう。わっはっは」 この豪快な少女に何故か名前まで知ら れている。メリルとの関係はどこまで知っ ているのだろう。 「んな!? お、おい、○○! こいつ と知り合いだったのか? どこまで喋ったんだ!?」 いや、全く知らない。○○は首を横に振る。 そして、少女はにんまりと微笑む。 「やっぱりそうなのか。よしよし、白状 したので今日はこの辺で勘弁してやろう。ププ」 赤い顔が白くなっていくウィルバー。少女は満 足そうに微笑むと、○○の手を無理矢理握 ってぶんぶんと上下に振りながら自己紹介を始めた。 「2年のミーアだ。専門は炎だな。植物系 を焼き払うのは任せてくれ。但し、か 弱い少女なんでちゃんと護ってくれよな」 確かに見た目はか弱い少女かもしれないが…… ─End of Scene─ |
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