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街へ行こう2 尾行 |
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【備考】 ウィルバーを尾行するを選択 尾行を始めてから既に数時間が経過している。 ミーアの予想通り、ウィルバーはメリルと待ち合わせをしていた。 待ち合わせ場所は作戦司令部の裏。 まるで悪い先輩が気弱な後輩を呼び出すのに使うような場所である。 ウィルバーが空気を読まずにここを指定したのか、 メリルが知ってる場所から選んだ結果こうなってしまったのかは分からないが、 その時点で“面白いこと”になっているのは間違いなかった。 そして、その後は何事もなく二人で街の中を巡回している。そう、 巡回である。ただひたすら二人で街の中を歩いている。 周囲に目を配りながら。何をするでもなく。 これまで、 ○○は何度かミーアが何か良からぬ事を思いついては実行に移そうとするのを制止している。 しかし、そろそろ事件を意図的に起こしてもいいかな、と思い始めていた。 それほどまでに何も起こらないのだ。 ○○とミーアはウィルバーとメリルの少し後方を物陰に隠れながら移動している。 この位置からでは二人の会話を盗み聞きするのは難しいが、 その心配をする必要もなさそうだった。何しろ、左側を歩くメリルが左、 右側を歩くウィルバーが右を監視するという二人一組の監視スタイルで歩いているからだ。 「プププ、なんだろね、アレ。まるで市内を巡回する警備隊だね」 ミーアは笑っているが、おそらくメリルは本気で市内警備にきたつもりなのだろう。 それにしても、ウィルバーは一体何と言ってメリルをデート?に誘ったのかが気になる。 おそらく「一緒に街の中を見て回らないか?」とでも言ってしまったのだろう。 ウィルバーが不憫でならない。 この後にイベントがあるとすれば、 ウィルバーが背中に担いでいる巨大麻袋の中身をメリルに渡すときだろう。 中身は以前、大湿原で手に入れた巨大で不気味な花弁と見て間違いない。 巡回コースは予め設定されたものなのだろうか。 もうかなりの距離を歩き続けている。 物陰に隠れながら移動しているこっちは既に腰もガクガクでヘトヘトである。 日も傾きつつあり、そろそろ体力の限界という時。 前方から悲鳴が聞こえ、街の人達が駆けてくるのが見えた。 「デモノイドだ! デモノイドの奇襲だ!」 そんな声が聞こえた。 メリルとウィルバーが人々が駆けて来る方へと走っていく。 ○○とミーアも急いで後を追う。今は隠れている場合ではない。 街のあちこちを走るハルフォン川へと続く水路。そこに下水道が口をあけている。 普段は中に入れないように鉄柵で仕切られているのだが、 それが破壊されていた。そして、水路に数体のデモノイドの姿が見えた。 蟻のような姿形をしているが後ろ足4本で立ち上がり、 前足にはつるはし、槍、盾などを装備している。 「数が多いな。二人では分が悪い。あいつらは先発隊か? だとすれば、 下水道に何体潜んでいるのか……」 メリルが状況分析をする。 ウィルバーはただ慌てている。メリルはいつも通りの格好なので、 すぐにでも戦闘に移れるが、ウィルバーは装備を一切持ってきていなかった。 術式が得意ではないウィルバーではどうすることもできない。 「おい、ウィルバー! はやく学園か警備隊へ助けを呼びに行け! もたもたすんな!」 ミーアが叫ぶ。 「お、お前達、なんで……」 「細かいことは気にすんな! 今はそれどころじゃない!」 「そ、そうだな」 ウィルバーが助けを呼びに行く。 「よし、ここでなんとか食い止めるぞ。下水道は狭い。 ここで食い止めれば囲まれることはないだろう」 メリルが手甲を構える。ミーアも杖は持っているようだ。ならば―― メリルがパーティーに加わった。 ミーアがパーティーに加わった。 迷い蟻が現れた! ─See you Next phase─ |
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