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Lv4:下り坂


ミーア・ウィルバー


「あの宝箱には何かあるね。間違いない」
 
今まで後ろの方でぐったりしていたミーアが、宝箱を見つけて目を輝かせている。

「ウィルバー、ちょっと行って開けてこい」
「無茶言うな!一瞬で黒コゲになっちまう」
「確かにいじる相手がいなくなるのは困るな。フーム、 あの逆さ火山をなんとかしないとダメだな。ウィルバー、ちょっと上行ってなんとかしてこい」
「なんとかしろって言われても……だいたい、上ってどこだよ」
「上は上に決まってるだろ。落ちてきてる溶岩の源泉に行って、 溶岩を固めるなりなんなりしてこいってことだ」
 
確かに溶岩を元から断ってしまえば、それ以上落ちてくることはなくなるだろう。

「お前も少しは働けよ!」
「そうは言うがな。ウィルバー君。この暑いのに仕事してられるかっての。
メリルを見てみろ。夜しか活動してないじゃないか」
「え、そうなのか?」
「知らなかったのか?夜な夜などこかに出かけていくぞ。あれはきっと夜の仕事だね」
「そ、そ、そんなわけあるか!」
「おや?ウィルバー君、私はただ“夜の仕事”と言っただけだが、ナニを想像したのかね?」
「……!!」
もはや、ウィルバーの口から出てくるのは言葉ではなく泡だった。
「それにしても―○○君はどう思うかね?メリルは何か怪しいと思わないかね?」
 
口調とは裏腹に真面目に○○に問うミーア。
ここで秘密を明かすわけにはいかないが、ミーアは既に何かに感づいてるかもしれない。
メリルに注意を促した方がいいだろうか。

─End of Scene─

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