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誘う花2 ウィルバー&メリル


 戦闘に勝利した。

食虫植物に誘われる人間なんて 聞いたことがない。

「いや、スマンスマン。綺麗な花だったのでつい・・・・・・」
〇〇は改めて花を見てみる。
どう見ても気味の悪い食虫植物である。 綺麗とは言い難い。

〇〇が渋い顔をすると、ウィルバーは慌てて弁解を始める。

「あ、いや、そのなんだ、女の子って花を貰ったりすると 喜ぶんじゃないかなーなんて」

こんな毒々しい花を貰って喜ぶ(ウケる)のはミーアぐらいだろう。
そういうのは、バイトして花屋で買うか どこか秘境に ひっそりと咲く小さな花とかが良いのではないか、 とアドバイスしてみる。

「そうか…秘境か…」

そっちはネタのつもりだったのだが………
また何か不味いことに巻き込まれないことを 祈るしかないようだ。

「何をこそこそしている?」

少し離れたところで待っていたメリルが様子を見に来た。

「い、いやなんでもないメリル」

慌てるウィルバー

なんなら直接聞いてみればいいんじゃないか、と耳打ちする。

「そ、そんなこと!それにそれじゃ意味がないだろ」

確かに一理ある 贈り物にはサプライズが必要だ。

まるでわかってないというわけでもないようだ。

しかし・・・・・・

その横で花弁をむしっているメリル。

「この蜂蜜は使えそうだぞ。持っていった方がいいだろう」

分からないのはメリルの方だった。
意外とこの花でも喜ばれたかもしれない。


─End of Scene─


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