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Lv2:水場 ﾐｰｱ・ﾒﾘﾙ

音が近くなるにつれ、もやの濃度と湿度が増していく。
そして、唐突に視界の中に一本の石柱が現れた。
天井まで伸びた、その柱を伝って、天井から水が流れ落ちている。
流れ落ちた水は柱の周囲に泉を形成し、そこから発した蒸気が、 このもやを作り出しているようだ。
泉の水は一見普通に見える。
しかし、用心に越したことはないだろう。
　
そんな心配をよそにﾐｰｱが泉の水に口をつける。
　
｢この水うまいぞ。お前も飲んでみ｣

ﾐｰｱ・ﾒﾘﾙ


「…………」

無言で水を飲んでみるﾒﾘﾙ。

「な? うまいだろ」

「そうでもない」

「はー。毎日同じものばっか食べ てるから味覚なくなってるんじゃないの」

ため息をつくﾐｰｱ。ﾒﾘﾙは毎日あの肉 団子ｽｰﾌﾟを食べているのか。

「あの肉団子、ﾈｽﾞﾐの肉じゃないかって噂だぞ」

「ﾈｽﾞﾐでも丸虫でも肉は肉だ」

「丸虫の肉は違うだろ。ん? 違うのかな?」

こちらに振られても困る。

「うーむ、今度調べておこう」

意外に研究熱心である。それにﾒﾘﾙの事もよく見ている。
それはさておき、この先どうするかを決めるのが先決である。

−End of scene−
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