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Lv6:試練の間勝利後 |
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最後の試練(多分強そう) 〜戦闘省略〜 戦闘に勝利した。 校長が大剣にもたれかかって膝をついた。 戦いに勝ったのだ。 教官は大の字に横たわって肩で息をし、 お姉さんは頭を抱えて隅っこで縮こまっている。 お爺ちゃんは……生きているだろうか…… 「なかなかやりますね。 それでは、変形後にもう一戦−−」 待て待て、変形ってなんだ。 そもそも約束と違う。 ここで振り返って、背後の惨状を見る校長。 「……どうやらここまでのようですね。 かくなる上は−−」 ダンジョンごと自爆とかは勘弁願いたい。 「卒業を認めます。お疲れ様でした」 校長はそう言うと、教官を叩き起こしてお爺ちゃんを担がせ、 そのまま部屋の奥にある教員専用非常口から帰ろうとした。 待て待て、何か証書とか勲章とかそういうものはないのか。 「いえ、特にありませんが? 入学時にも特に何も渡してませんし。それとも何ですか、 貴方は他人に認めてもらわないと自分の力を信じられないんですか。 ここまでは無謀に危険に突っ込まないように制限をかけてきましたが、 ここまできた貴方にはもう資格という制限は必要ありません。 この後どうするかは貴方が自分で決めることです。 この学園は兵士を育成する施設ですが、兵士を作成する施設ではありませんから」 「とはいえ、門の外で敵と戦おうって言うのなら、 正規軍の指示に従ってもらうぞ。軍隊ってのは統率が取れてないと使い物に ならないからな」 お爺ちゃんを担いだままの教官がそう言って笑う。 「街で製造のお仕事に就くなら危険はないですね。 コストを下げる為には自ら素材を取りに行くことも必要ですが。 それとここまでの経験で、どんな物の需要が高いかも 分かっていただけたのではないでしょうか」 お姉さんも笑顔を見せている。 そんな彼女たちの言葉を聞いていると、ようやく達成感が湧き上がってきた。 「あ、そうでした。ええと、 卒業記念パーティとかやっていただくのは勝手ですが、 学園内で夜中まで騒ぐのは(寝られないので)禁止です。 暴れて窓を割ったり、物を壊すのも厳禁です。 お礼参りはして頂いても結構ですが、返り討ちにします。 以上です」 それだけ言い残すと校長は非常口から出て行った。 ○○はしばらくその場で達成感を満喫してから、 護符を使って訓練施設を後にした。 −End of Scene− |
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