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Lv6:試練の間 |
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ここは礼拝堂ーーいや、最後の試練の間に間違いなかった。 ○○が奥へ進んでいくと、そこで待っていた のは講義を担当する講師三人と、既に存在を忘 れていたあの居眠り受付嬢だった。 しかし、今ここで卒業証書を貰えるという 雰囲気ではなかった。 教官は全身を金属鎧で包み、手には両手斧を 持っている。眼鏡のお姉さんも両手になにやら 危ない薬品を構えている。お爺ちゃんがついて いる杖はどうみてもただの歩行補助用の杖じゃない。 そして、エプロンドレスを着た受付嬢の目の前は 、その格好には不釣り合いな巨大な剣が木の床突き立っていた。 「えー、それでは最後の、試験を始めます」 がっしりと剣を掴む受付嬢。 待て待て、ちょっとぐらい説明してくれてもいいではないか。 「ああああのあの、校長? ちょっとぐらい説明 してもいいんじゃないでしょうか」 お姉さんが今にも襲い掛かりそうな受付嬢を 慌て制止する。 待て待て、校長? 「なんだ、お前達、知らなかったのか? この 方がこの学園の校長だ。ま、肩書きだけで仕 事なんかほとんどしちゃいないがな」 そう言って豪快に笑う教官。 「んあー、わしは用を足したいんで、はよ 終わらせたいんじゃがの」 お爺ちゃん、そういう事は先に済ませておいて欲しい。 校長はというと、剣と○○を交互に見比べ、しぶし ぶといった面持ちで解説を始めた 「えー、これから私達四人と戦っていた だきます。私達に勝つことができれば当 学園を卒業となります。(面倒くさいん で)私はゾンビマミーが相手でもいいんじゃ ないかと思うんですが、他の先生方が反 対されるんで、(仕方なく)特別に私達 が相手をします。それではーー」 がっしりと剣を掴む校長。 質疑応答の時間はなしですか。 「ああああのあの、補足しておきますと、卒 業してもこの学園の施設を利用することはで きますので、訓練したいときはいつでも利用 してください」 「但し!」 校長が割って入る。 「訓練施設の利用にはお金を払っていただ きます。卒業生の方の利用は一回100zelと なっています。よろしいですね!?」 よろしいも何も、有無を言わぬ凄みを聞 かされては従うしかない。 「それでは参ります」 校長は話が終わるがはやいか剣を上段に構えて戦闘体勢をとった。 最後の試練(***強そう)が現れた! ─See you Next phase─ |
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