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緊急任務


監督者から急な呼び出しとは、足取りも重くなるというものだ。
 これっぽっちも気が進まないのだが、召集にはすぐに対応しないと、更に余計な仕事が降って来そうな気がする。
 僕は、思い切って扉を開けた。

「−−緊急の任務だ。いずれも重機用のパーツ回収という簡単な内容だ。感謝するといい」

 どうせ感謝する気なんてぶっ飛ぶ内容に決まっている。

「ひとつめの行き先は、下水道だ。訳あって下水道の奥に保管していたのだが、 使う必要が出てきたのですぐに取って来てもらいたい。ちなみにここ数日でたびたび、 流れが滞っているとの報告を受けている。行ったついでに詰まりも解決してほしい」

 こんな大きな工場の下水を詰まらせるモノって何だ!?
 まったくもって、嫌な予感がする。

「もうひとつは、廃棄倉庫での捜索だ。倉庫は長い間人が立ち入っていないので、 かなり汚れているはずだ。先日、脱走したモンスターが廃棄倉庫方面へ向かったとの報告も来ているので、 処分してくるように」

 どうせそんなことだろうと思った。
 いずれも、アイテム捜索に加えて、モンスターとのバトルは必至のようだ。

「なお、これら二つの指令を完遂した場合には、寮に戻って休むことを許可する。 では、4649番、すみやかに任務につけ」

 ようは、どちらも片付けるまで休めないってことだろう。
 そう思うと気が進まないが、やるしかない。
 とりあえずは‥‥‥


―End of Scene―


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