TOP[0]>攻略ルート選択 >リザルトTOP |
|
聖公庁研究棟 |
|
人を喰らうもの(たぶん強そう)が現れた! ――ウォォォオン! 戦慄すべき悲鳴とともに、 人喰い魔獣はついに石畳に倒れた。 「これですべてが終わる――!」 モルトが敏捷な疾駆で、カルミネラを狙う。 だがその動きは、魔女が右手をあげた瞬間、 ピタリと止まった。 「言ったでしょう? ひとたびストラルドブラグとなった者に、わたしは殺せないって」 ――なぜだ!? 動こうといくらもがいても、 背筋を冷汗が流れるだけだった。 「でも、その後に誕生した“完全体”に近い者たちに――わたしへの害意をしめした者はなかった」 カルミネラは思案するような表情をみせた。 「やはりあなたこそ、もっとも興味深く―― そして危険なストラルドブラグのようね。ふふ、 ここは退散するとしましょう」 その視線は、もはやモルトにむけられていなかった。 「エルニノは無事か!」 カルミネラといれかわりに入ってきたのは、 別行動をとっていたリュウシンだった。 ようやく身体の自由をとりもどしたモルトは、 エルニノの寝かされた台へと移動した。 「――ここはどこ? ぼく、何をしてたの?」 「さらわれていたのさ。悪い魔女にな」 エルニノが目を醒まし、ふらふらと立ちあがった。 外傷はなく、特別な異常はみあたらなかった。 「無事でよかった」 エルニノがこくりとうなずいた。 セルリアを失って以来、その顔から笑みは消えていた。 「モルト、このあとはどうするつもりだ?」 愛用のナイフの感触をたしかめつつ、リュウシンが問うた。 ─See you Next phase─ |
画像、データ等の著作権は、 Copyright(C)2008 SQUARE ENIX CO., LTD./(C)DeNA に帰属します。 当サイトにおける画像、データ、文章等の無断転載、および再利用は禁止です。 |