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カリオテ

「抱きしめてセルリアを止める」を選択

 ――絶対にセルリアを手放してはいけない!

 駆け出そうとするセルリアの背中をみつめるうちに、 強烈な既視感を伴う衝動に襲われて、モルトは彼女の肩に手をかけた。

「何?」

 ふりむいたセルリアを、反射的にぎゅっと抱きしめる。

「ちょ、ちょっと……モルト?」

 セルリアは手をバタバタふって抵抗を試みたが、モルトは微動だにしなかった。

「……セルリア。もう、絶対に離さない」



「わ、わかったからとりあえず力ゆるめて! 息苦しい!」

セルリアに言われて、モルトはようやく力を抜いた。

 喧騒を離れ、4人でひっそりとカリオテの街を出る。

「捨てるときがきたんだ――この楯を」

 棺型の黒い楯が石畳に放り出され、ゴトンと重い音をたてた。

 モルトが3人の顔をかわるがわるみつめて言った。



「人は戦うべきときには、戦わなくちゃいけないんだ。 これから聖公庁にのりこんで、カルミネラを倒す―― ルクレチアの平和の為に。全員ついてきてくれ。オレが必ず守る」

 セルリアは最初、ぽかんと口をあけたままだったが、 話を聞き終わると、エルニノとともに真剣な表情でうなずき、 そして微笑んだ。

「……うれしい」

セルリアはそう言うと、モルトにひとつの腕輪をさしだした。

「これは?」

「お返し」

「でも、オレはきみに何も――」

「わたしは受け取ったよ」

 セルリアがにっこりと微笑み、エルニノとともに彼の横に立った。

「モルト。あんた、変わったな」

 黙って見守っていたリュウシンが、背後から声をかけた。

「オレも手伝うぜ。あんたのためでも、ルクレチアのためでもねえ ――オレ自身の意思でな!」


☆○○はセルリアの腕輪を手に入れた!


―End of Scene―







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