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蟹漁 |
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漁を続行D 海は荒れていた。 波がこんなにも巨大なものだとは知らなかった。 断続的に叩きつけられる海水はあまりに多く、 激しく揺れる船の上を様々な角度から殴りつけるように波が押し寄せた。 「気をつけろ! 高波が来るぞ!」 誰かがそう叫ぶとともに、一際巨大な高波が船へと迫りくる! *** 〇〇の体力が78失われた! *** 波は依然として激しいが、そんな状態も永遠には続かない。 荒れ狂う海の様子を見計らい、最適なタイミングで船長が号令をかける。 「よし、引き上げろ!」 その声と共に、甲板の上が戦場へと変貌した。 本当の勝負はこれからなのだ。 *** だが、次々と引き上げられたカゴは殆ど空っぽで、 精々海藻の類が引っ掛かっているぐらいだった。 誰も言葉には出さないが、 作業を続ける船員達の顔にも濃い落胆の色が浮かんでいる。 「こっちを頼む!」 そうこうするうち、ついに〇〇にお呼びが掛かった。 蟹カゴは構造上、小さな魚や子蟹などは自動的に逃がしてくれるのだが、逆に大きすぎる連中はどうしてもオマケでついてくる。 そうした招かれざる客を迅速に排除し、作業の妨げにならないようにするのが護衛役の役割だ。 くえない奴 レッドゴールドA [前衛] HP:300/300 レッドゴールドB [前衛] HP:300/300 戦闘省略 勝利 ☆〇〇は蟹の甲殻を手に入れた! *** 〇〇は規定の護衛料、20zelを得た! 手早く邪魔者を片付け、船上で所定の位置に戻る。 刺すように冷たい水が断続的に打ち付ける中で、 船員達は黙々と作業を続けていく――。 青い鳥号は蟹1杯を収穫した! *** そうして、ついに運命の5投目が回収完了となった。 餌は全て使い切られ、これ以上の漁の続行は不可能だ。 最終的な漁獲量は蟹326杯となった。 「それでは、これより帰港する」 船長の掛け声を合図に、青い鳥号が舳先《へさき》 をルイーズ港へと返し始める。 日に染まるジェルメーヌ海の上で波に揺られつつ、 〇〇は漁の余韻に浸るのだった。 *** こうして、青い鳥号は無事にルイーズへと帰港した。 今回の漁はこれで終了となり、 最後に船長からは漁獲量に応じた特別報酬が各員に配られる――。 〇〇は蟹漁の特別報酬326zelを得た! ─End of Scene─ |
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