エルアーク情報局ﾘｻﾞﾙﾄ集　石盤の丘

禁領:ｻｻﾞﾗﾅ平野

地点８へ東から回り込みｸｰﾊﾟへ奇襲をかけた時

　○○は東へ向かうことにした。
　○○はｴﾘｱ8へと移動した。

　　　　　***

　巨大な水場の縁で、がばがばと水を飲んでいるｸｰﾊﾟの姿を発見した。
　その姿は資料で得た情報と比べて多少小さく、特に身体の一部にまだ子供である事を示す模様が残っていた。
　しかも、ｸｰﾊﾟは頻繁に顔を上げて周囲を窺っているものの、○○が居る場所にまでは首が回っておらず、○○の存在に気づいている様子は無い。

（……これは）

　相手は幼獣。しかも、完全に不意を打てる状況。
　これ以上の好機はそうそう無いだろう。

「────」

　即断する。
　○○は息を殺したまま武器を引き抜くと、水場まで全力で疾駆した。
　水場までは歩数にして百もない。距離は瞬く間に縮まっていく。
　五十、三十、残り十。ｸｰﾊﾟが迫る害意に気づき、身体を起こしかけるがもう遅い。
　武器を大きく振りかぶり、○○は渾身の一撃をｸｰﾊﾟの背に叩きつける!!
　　　　　***

結果だけ言えば、○○による奇襲攻撃は、戦闘面に於いては全くと言って良い程ｱﾄﾞﾊﾞﾝﾃｰｼﾞとならなかった。
　しかし幸運とは重なるもので、○○の攻撃に驚いたｸｰﾊﾟはそのまま水場方向へと逃げてしまい、柔らかくなった水底に後ろ足を取られ、身動きが取れなくなってしまっていた。

　これで逃げられる心配は無くなった。
　後は時間を掛けて、ゆっくりと調理すれば良いだけだ。