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禁領:サザラナ平野



 ○○は探索計画「“認め”草原の装甲」を選択した。
 ○○は宿木に対し250zelを契約料として支払った。

     ***

 今回受けた探索計画は、サザラナ平野北部の小さな水場が点在する場所での禁種クーパの討伐だ。

 既存種が陰性因子に適応して変化した忌種とは違い、禁種はこの禁領と呼ばれる地域で生まれ、独自の進化を遂げた存在である。
 その身体能力は忌種等とは比較にならず、特に体力面は異常で頑強という言葉では片付けられぬ程のタフさを持つ。
 熟練の探求者でも一度の戦闘で仕留めることはまず不可能。二度、三度と戦闘を繰り返し体力を地道に削っていく必要があり、更にはその体躯の大きさから与えたダメージがどれ程のものなのかを読み取ることも難しい。
 攻撃能力も強力かつ異質。禁種それぞれが持つ攻撃手段を事前に把握し、十分な対策を用意して挑まなければ、たった一撃でパーティが全滅に追い込まれる事も珍しくはないと聞く。

 そんな禁種の討伐を主目的とした探索計画は、当然ながら経験の浅い探求者に対して提示されることはない。実際、等級1から4までの探索計画では、禁種討伐の探索計画は存在しない。
 例外は、今回のような“認め”と呼ばれる探索計画のみとなる。

“認め”とは、ある程度経験を積んだ探求者が一つ上のグループに上がる際に用意される試験のようなものだ。
 この“認め”をクリアする事で、等級5への昇級が認められ、併せて等級5から9までの探索計画の閲覧が可能になる。

 探求者として上を目指すならば、必ず越えなければならない壁。
 それが“認め”の探索計画である。

     ***

 中間層の終わり。目的地であるサザラナ平野北部が間近に迫った地点。
 禁領の特徴となる独特の気配と共に、全てのものが淡く紫色に染まり始めた辺りで、○○はその影達と遭遇する。
 姿形は野の獣と然して変わらず、しかし内から漏れ出す力の気配は並々ならない、異質な生物。禁領が持つ陰の因子に適応し、身体を変化させた獣、忌種である。
 彼らは○○という獲物の存在に気づき、散開。○○を包囲しつつ、徐々に徐々にその距離を詰めてくる。
 ○○は無言のまま荷物を下ろして身を軽くすると、己の武器の柄を握り締め、次の行動を思案する。
 仕掛けて一点突破か、待ちに入って確実に反撃を入れていくか。いっそ範囲攻撃で一息に潰してしまうか。

 どちらにせよ。
 この程度の相手、容易く蹴散らす事が出来ないなら、禁領に足を踏み入れる資格など無いだろう。








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