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ジェルメーヌ海 |
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ルイーズ港へを選択(ver.2) ジェルメーヌ海へと蟹漁に乗り出すべく、〇〇は港の一角を訪れた。 「来たな」 〇〇の姿を見るなり、ヒゲの船長がそう言った。 彼の漁船“青い鳥号”へと乗り込むと、すでに甲板では船員達が慌しく動いていた。 「よし、ちょうど頃合だ、すぐに出航するぞ!」 ごぅん、と出航の合図のドラが鳴り、船が静かに海を滑り出す。 目指すはジェルメーヌ海の南西、高価で売れる蟹たちの楽園だ。 *** 沖の堤防を抜けたところで、途端に船の揺れが激しくなった。 だが、漁はまだ始まってもいない。 これから蟹の住処まで船を移動させ、餌を入れたカゴを海底に沈め、 中に入った蟹を回収する。 言葉にすると簡単だが実際の作業は熾烈を極め、 甲板の上はその時まさしく戦場となるのだ。 それまでは体力を温存しておくべきなのだが、 護衛役としては当分やることもなく暇である。 ふと、にゃあにゃあという声を聞いたように思って視線を上げると、船の上で何羽ものカモメや海猫が円を描いていた。 丁度良い。ちょいと暇つぶしに、あのへんの連中で腕慣らしでもしておくとするか。 旋回する白い影 海猫A [前衛] HP:60/60 海猫B [前衛] HP:60/60 海猫C [前衛] HP:60/60 戦闘省略 勝利 *** 〇〇は規定の護衛料、20zelを得た! 青い鳥号は更に海を進んでいく。 現地につけばいよいよ本番開始だ――とは言っても、 〇〇の目ではどこが“現地”なのかさっぱり判らない。 しかし、それでも船員達の雰囲気で漁の開始が近いことだけは理解できた。 「なんてこった! 信じられねえ!」 不意に誰かが大声を上げ、船上の視線が一点に集中する。 声の主は別の船員と向かい合って立っており、なにやら険悪な雰囲気をかもし出していた。 「聞いてくれ皆、こいつが今何をしたと思う? なんと口笛を吹きやがったんだ!」 「ほんの一瞬だ。大体お前が変な話をするから、ついいつもの癖でこう、ヒューって――」 「おいやめろ! 全く信じられない。今回の漁は酷いことになるぞ!」 2人の船員は尚も言い合いを続けている。全く理解できないが、どうも船では口笛を吹いてはいけないらしい。 昔から船乗りは迷信深いと言われているが、確かにこれは中々のものだ。 まあそれはともかく……こちらもそろそろ仕事に備えておくとしよう。 ─End of Scene─ [行動選択] まだ決めていない 風まかせ 漁を続行 次で最後にする 帰還する |
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