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評議会

【備考】
呼び出しイベント→侵攻作戦後

 部屋は闇に包まれている。 そこに何人が集まっているのかも良く分からなかった。
 評議会の構成員はそう多くないはずだ。しかし、 そこにいると周囲は全く見えないのにもかかわらず、 何十何百の視線を受けているような感覚に襲われる。

「では、あの異形の正体はつかめていないのですか」

 メリルはアーレイベルグの下水道に現れた異形に関する報告を行っていた。

「この世界のものではないと思われるが、別の次元から転移してきたのか、 どこか遥か遠くから飛来してきたのかは不明だ」

「我々と敵対関係にあるのは確かなようだが」

 別の声が捕捉する。

「我が軍の一部に奴らを利用して反乱を企てている者共がいると聞いているが」

「ふん、反体制派の数などたかが知れているではないか。監視さえ怠らなければ問題なかろう。」

「ですが、奴らの力は未知数です。早期に手を打つべきでは──」

 メリルが反論しようとするが、それを別の声が遮る。

「問題ない。街に異形が現れた場合の対処は君に任せるが、 あくまでも君の任務はグラトンの討伐だということを忘れるな」

「……了解しました。任務に戻ります」

 メリルが部屋を出て行こうとすると、 入れ替わりで入ってきた者が一人の評議員の方へ行くのが見えた。

「何!?H-7の部隊が?……それで……そうか……」

 メリルが聞こえたのはそこまでだった。

─End of Scene─

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