エルアーク情報局ﾘｻﾞﾙﾄ集　ｺﾈｸﾃｨﾝｸﾞﾒｲﾙ　飛来

飛来

　ｱｰﾚｲﾍﾞﾙｸﾞの最南端、街を囲む防壁の一箇所、防衛学園から少し離れた場所にある巨大な門。街の中と外をつなぐ門としては最大のものだそうだ。
　その門をくぐることができるのは、ｱｰﾚｲﾍﾞﾙｸﾞ正規軍に所属するものと防衛学園の生徒だけである。
　生徒は臨時の志願兵という扱いで、正規軍の作戦への参加が許可されている。危険な作戦への参加は制限されるが、まだ訓練中の者でも借り出さなければならないほど、軍部は焦っているということだろう。

　さて、今回はその作戦に参加しようか。

　〔EMERGENCY MISSION〕
　ﾌｨｯﾂｪﾗﾝﾄﾞ侵攻部隊が“黒鯨”による爆撃を受けている。各員迎撃に向かわれたし。

　〇〇が魔防門へ向かって歩いていると、背後から聞き覚えのある声で呼び止められた。　

「ﾍｲ、〇〇！ちょっと待ちﾅ！」　

　振り返ると同時に頭の上に荷重がかかる。　

「どうやらｱｳﾀｰｽﾞの奴らが本格的に動きだしたようﾀﾞ。我々の手に入れた情報によると、奴らの尖兵がﾌｨｯﾂﾗﾝﾄﾞに集結しつつあるらしい。ちょいとｵﾏｴｻﾝ、行って懲らしめてやっておくれﾖ」
　　
　この前の事が思い出される。　
あんなのが複数いるというのか。　
どうにかできるわけがない。

「ｲﾔｲﾔ今回の奴は偵察部隊みたいなもんで、ﾖﾜｯﾁｲからﾀﾞｲｼﾞｮｳﾌﾞ。ただ奴らはﾃﾞﾓﾉｲﾄﾞを味方につけているから、囲まれないように気をつけろ」　

　ｱｳﾀｰｽﾞの狙いは分からないが、放っておくわけにもいくまい。旧ﾌｨｯﾂﾗﾝﾄﾞ市街区に行くときは注意して、優先的に仕掛けることにしよう。

ーEnd of Sceneー