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返答3

【備考】 人気者ｲﾍﾞﾝﾄ後 食堂にて 断る選択 　○○はﾒﾘﾙの頼みを断った。 「そうか、では別の奴に……」 　そういうことではないのだ。 　誰かに助けて貰ったなら、その対価が必要なのだ。それは物や金でなくてもいい。 相手も見返りを求めているとは限らない。しかし、その場ではお礼だけで済ませても、 それは“借り”であって、いつかは返すべきなのだ。 　周囲の目は無視しつつ、ﾒﾘﾙにそういったことを説明する。 「確かにその通りだ。任務ではなく依頼だからな。報酬は支払うべきだった。すまなかった」 　またずれている。 「しかし、彼らは報酬を請求してこないのだが、何故だろうか」 　その辺の深いところはあまり追求してほしくないところだ。とりあえず、 一緒に訓練や街へ行くだけでも喜ばれるだろうとｱﾄﾞﾊﾞｲｽする。 「なるほど、訓練とはいえ一人では辛い場面もあるからな。 街は……今のところはそんなに危険だとは思えないが……私も見て回っているしな」 　○○とﾒﾘﾙのやりとりをなんとなく遠巻きに聞いていた外野連中が、その一言に反応する。 「ﾒﾘﾙさん、今度俺と街を見て回らないかい?」 「こんな奴より私とｼｮｯﾋﾟﾝｸﾞに行かない?ﾒﾘﾙに似合いそうなｶｯｺｲｲ服を売ってる店知ってるの!」 “見て回る”の意味がおそらく違うのだが…… 「待て、そんなに一遍には無理だ。……なるほど、依頼をしすぎると後が大変なのだな…… 参考になった。ありがとう」 　ちょっと違う気もするが、少しはわかってもらえたということにしておこう。 放っておいて悪目立ちしてしまってもﾒﾘﾙ自身が困ることになるだろう。 　しかし、こういったことは本当はｳｨﾙﾊﾞｰに期待したいのだが…… 　その時、丸虫の肉を抱えてかけてくるｳｨﾙﾊﾞｰが見えた。 　無理か。 ─End of Scene─

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