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初代
天使不在

 僕たちは初台を訪れた。
 かつて立ち並んでいた高層ビル群には穴があき、焼け焦げ、容赦なくなぎ倒されていた。

 ビルの影に腰を下ろして一息つこうとした、その瞬間。
 僕たちは追っ手のモンスターに襲われた。

精密機械

精密機械

 モンスターを倒し、僕たちは肩を並べて座り込んだ。
 休むと言っても、ほんの一息だ。どこに追っ手が潜んでいるか分からない。
 そろそろ行こうと立ち上がったとき――背後から何者かの気配。

「誰だ!?」

 とっさに身構え、武器を手にする。
 しかし物陰から出てきたのは、一人の中年女性だった。
 女性は脅えながら、大きなリュックサックをぎゅっと抱きしめていた。

「大丈夫ですよ。僕たちは何もとりませんから」

 そう言って武器を手放すと、女性はほっと胸をなでおろした。

「……あら、もしかして、あなたたち」

 安堵からか、女性は僕たちについと近づき、まじまじと顔を見た。

「失礼だけど18歳くらいよね? この前あなたたちを捜している人に会ったわ。スーツ姿の、ビシッとした人」

 間違いない、アイツだ。あの青年実業家。
 アイツが僕たちに、いったい何の用があるっていうんだ?

「その人は、代々木方面に行ったよ。会えるといいね」

 そう言って中年女性は、満足げに去っていった。
 きっと僕たちと青年実業家は互いに捜し合っていると思ったのだろう……。

 ――さて、これからどこへ行こうか?

─End of Scene─

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次回12時間更新
【選択肢】
まだ決めていない
風まかせ
都庁へ
仕事を手伝う
策敵活動
中野方面へ
初台方面へ
代々木方面へ


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