TOP[0]>攻略ルート選択 >リザルトTOP |
|
天上樹ホール |
|
歌子の単書『天上樹ホール』の中。いつもの無人劇場の舞台上中央には、あの紫色のオルゴールがででんと鎮座していた。 その図体は他のオルゴール達と同じく、元の大きさの十倍以上にもなっている。しかし蓋の部分はぴっちりと閉じていて、勝手に開く気配は無い。歌子が言うには、専用の捩子巻きで内部のぜんまいを巻いてやらないと、この蓋を開く事もできないらしい。 「それで、○○。準備のほうは大丈夫?」 準備? 意味が判らず鸚鵡《おうむ》返しに問い返すと、オルゴールの傍にしゃがみ込んで具合を確かめていた歌子が立ち上がり、○○の方を見る。 「準備。この子、一度動かすと暫く……三曲くらいやらないと止まらないから。○○、この子が歌う曲、覚えるんだよね?」 ああ、そういえばそんな話だったか。 「おもしろそうだし、わたしや他のオルゴール達もさんかするから。○○、ちゃんと準備してないと直ぐにへばっちゃうよ?」 「…………」 いや待て。その紫オルゴールと、奏法でやり合う事になるというのは事前に聞いていたが、それに歌子達が加わってくるというのは初耳です。 ○○がそう冷静に指摘すると、歌子が途端に顔を曇らせてわたわたと慌てだす。 「え。で、でもそれじゃあ、○○とこの子が楽しそうに歌うのを、わたし傍で見てるだけっ? そんなの無いっ」 「そうだそうだー」 「ひとりじめよくない」 「ごーよくごーよく」 周りのオルゴール達からも非難轟々。なら混ざるのはいいけども、せめてこちらの味方をして欲しいと伝えるが。 「ん……ちょっとやってみたいけど、やっぱりダメ。折角○○が捩子を持ってきてくれたのに、わたしがオルゴールと歌い合うのはよくない」 「だめだよねー」 「それじゃあ○○のくんれんにならないもんね」 「ぼくたちがてつだって、きょくをよりかんぺきにしないと」 ……どうしても自分をぼこぼこにしたいらしい。 [Notice] (略) *** 以上のルールを理解した上で、このイベントを続けるかどうか決定してください。 選択肢「捩子を使う」を選ぶと、イベントは進行します。 選択肢「今回は止める」を選ぶと、イベントは終了します。 ─See you Next phase─ |
画像、データ等の著作権は、 Copyright(C)2008 SQUARE ENIX CO., LTD./(C)DeNA に帰属します。 当サイトにおける画像、データ、文章等の無断転載、および再利用は禁止です。 |