エルアーク情報局ﾘｻﾞﾙﾄ集　

禁領:ﾌﾘｽｺｰ高地

　〇〇は北西へ向かうことにした。
　〇〇はｴﾘｱ9へと移動した。

「○○!?　おい、そっちじゃねーだろ!!」

　ｴﾝﾀﾞｰの叫びに、○○ははっと足を止めた。道を間違えたのだ。
　迂闊にも程がある。○○は慌てて戻ろうとして──己の頭上に掛かる無数の影に気づく。見上げれば、先刻から刃を交えている大鳥に加えて、二枚翼の鳥の姿。
　そのすべてが○○を見据え、滑空の姿勢に入っていた。
「……ｯ」
　隠れられる場所は無い。
　絶望的な気分になりながらも、○○は反射的に武器を構え、迫り来る暴風の群れに立ち向かう!

戦闘省略

　戦闘に敗北した……。

　　　　　***

　幾度蹴散らそうとも、鳥の数は減る気配を見せない。いや、寧ろ増えていた。戦う○○の存在に気づいて、周辺に散っていた鳥達がどんどんとこの場に集まっているのだ。
　空から次々と滑降してくる鳥を一度捌き、二度捌き。三度目を捌こうとして体勢を崩し、そこへ後方から襲ってきた鳥の鉤爪が伸びる。

「っ」

　痛みに動きが鈍る。その隙を突くように新たな影が舞い降り、 ○○の身体を次々と抉っていった。
　視界が影に覆われる。全身が痛みに埋め尽くされる。既に勢いをつけて滑降し、離脱していく鳥は居ない。 ○○の身体に張り付いて、その肉を裂き、啄ばむだけ。
　身を食まれる度に意識が欠けて、痛みも消える。腕、足、胴、頭。全ての部位から痛みが去った頃には、既に○○という存在自体がこの場に残ってはいなかった……。

　　　　　***

　[GameOver]