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禁領:フリスコー高地

 禁領の特徴となる独特の気配と共に、全てのものが淡く紫色に染まり始めた辺りで、 〇〇達はその影達と遭遇する。
 姿形は野の獣と然して変わらず、しかし内から漏れ出す力の気配は並々ならない、 異質な生物。禁領が持つ陰の因子に適応し、身体を変化させた獣。それが忌種だ。
 彼らは〇〇という獲物の存在に気づき、散開。〇〇を包囲しつつ、 徐々に徐々にその距離を詰めてくる。
 〇〇は無言のまま己の武器の柄を握り締め、次の行動を思案する。
 仕掛けて一点突破か、待ちに入って確実に反撃を入れていくか。 いっそ範囲攻撃で一息に潰してしまうか。

 どちらにせよ。
 この程度の相手、容易く蹴散らす事が出来ないなら、 “禁領”とやらに足を踏み入れる資格など無いのだろう。

稲妻の狼(たぶん強そう)



(戦闘略)

     ***

 今居る場所は、中間層と禁領の境となる位置だ。
 ここから西へと進めば、禁領の外へと。
 ここから東へと進めば、禁領の内へと向かう事になる。

 もっとも、ここまで来て戻るという選択肢などありはしない。
 東へ、禁領の内へと向かう他ない。

 件の青い石は確か、 遠く東の向こうにそそり立つ崖の岩肌を削れば簡単に出てくるという話だった。
 青い石。曖昧な表現なのが何とも頼りない。一目で判るものならばありがたいのだが。

 取り敢えずは、崖の傍目指して移動する必要があるだろうか?

     ***

「あ、そうだ。オッサンから預かってたこれ、渡しとくぜ」

 エンダーから採掘用のキットを受け取った。

☆〇〇は特殊採掘キットを手に入れた!

─See you Next phase─






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