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禁領:フリスコー高地

 マイグラトリーレアで出会った店主の指示に従って、〇〇達は街から北東へと伸びた道を、 外れる事無く真っ直ぐに進む。
 その後、無事に禁領探索の前線基地だという宿木の施設、 “パーチ”に辿り着いた〇〇達は、店主から貰った採掘用キットを身分証明代わりに、 “試し”の目標地点への案内を頼む。その依頼は簡単に聞き入れられ、 現役の探求者集団が一つ、丁度その近くで禁種討伐に向かうらしく、 〇〇達は彼らに付いていく形でパーチを出発した。
 問題なく禁領への境界である中間層へと到着した後、 その探求者集団は『自分達が中まで付き合っちゃ、 あんた達の“試し”にならないしな』と、 〇〇達とは別のルートから禁領へと侵入すると言って先行していった。




「どうせなら崖の採掘箇所まで案内してくれりゃいいのになぁ……」

 去っていく背を見送りながら、エンダーが恨めしそうにそんな事を言っていたが、 それは高望みが過ぎるというものだろう。

     ***

 少しの休憩を置いた後、禁領目指して中間層を進み始めて暫く。
 憲章で読んだ情報通り、禁領の特徴となる独特の気配と共に、 全てのものが淡く紫色に染まり始めた辺りで──〇〇達はその影達と遭遇する。
 姿形は野の獣と然して変わらず、しかし内から漏れ出す力の気配は並々ならない、 異質な生物。
 禁領が持つ陰の因子に適応し、身体を変化させた獣。

「こいつが……」

 隣で、エンダーが僅かに息を呑む音が聞こえた。

 ──そう。
 恐らく、こいつらが忌種だ。

 彼らは〇〇達という獲物の存在に気づき、散開。〇〇を包囲しつつ、 徐々に徐々にその距離を詰めてくる。
 〇〇は無言のまま己の武器の柄を握り締める。

「アリィ!」

「…………」

 叫びと共にエンダーが両手に短剣を構え、 一歩後ろではアリィが無言のまま桜枝で風を切る気配を感じた。
 様子を窺いつつ、〇〇は思考する。
 四足の獣──狼に近い姿形を持っているが、店主の話を信じるならば、 この外見を信じて動くと裏をかかれるという話であったか。

(どちらにせよ……)

 この程度の相手、容易く蹴散らす事が出来ないなら、 “禁領”に足を踏み入れる資格など無いのだろう。
 〇〇は迷いを捨てると、己の力を武器に込めて、眼前の敵に叩きつける!

稲妻の狼(それなりに強そう)



(戦闘略)

     ***

 今居る場所は、中間層と禁領の境となる位置だ。
 ここから西へと進めば、禁領の外へと。
 ここから東へと進めば、禁領の内へと向かう事になる。

 もっとも、ここまで来て戻るという選択肢などありはしない。
 東へ、禁領の内へと向かう他ない。

 件の青い石は確か、 遠く東の向こうにそそり立つ崖の岩肌を削れば簡単に出てくるという話だった。
 青い石。曖昧な表現なのが何とも頼りない。一目で判るものならばありがたいのだが。

 取り敢えずは、崖の傍目指して移動する必要があるだろうか?

─See you Next phase─






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