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エピローグ |
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焔天使 戦闘に勝利した。 ☆○○はモルトの盾を手に入れた! ――ねえ、クオレ。 聞いてくれる? あれから2年がすぎた。 “真紅の魔女”カルミネラは滅び、聖公シエロさまは正気を取り戻し―― ルクレチアに本当の平和がおとずれた。 「――まぁ、普通の国になっただけなんだけどね」 かく言うわたしは、モルトとエルニノの3人で、新天地を求めて旅立って…… イスペニア地方の西、パラティア山脈の高地で、開拓者をやっている。 「んしょ」 重い鍋を台所に移動する。 ……このあと、薪に火をおこすのが大変なのよね。 そんなことを思いながら、鍋のフタをあけ―― 「きゃあああああ!」 本気の悲鳴をあげてしまった。 ……鍋のなかには、生きたカタツムリの大群がいた。 もちろん、食用じゃないやつ。 「エルニノ! きみはぁ!」 「はははは!」 犯人は階段を降り、わたしの横をすり抜けて外に逃げた。 「――神様。かつての神童が、とうしてこんな普通のオトコノコになってしまったのでしょう?」 もしも、鍋を火にかけたあとだったら――と考えてぞっとする。 「エルニノがこれじゃ、みんなに申しわけが立たないじゃない……」 共和国にのこったリュウシンは戦闘用ナイフを捨て、“コギト” を合法的な政治組織として復活させた。ルクレチアをいい国にするために、 監視するのだそうだ。 「でも――」 「また逃げんのかよ」と笑いながら、 リュウシンがわたしたちを見送ってくれたのを思いだした。 「――ほんとに、これでよかったのかな」 *** わたしはときどき、白昼夢みたいなヘンな錯覚にとらわれる。 どこかに“こんな風”になってない世界があって、そこで、 わたしは―― 頭の中が空白になって、そこでいつも思考が止まってしまう。 どうしてだろう? 「考えたってしかたないよね――あ、おかえりなさい、モルト!」 ―See you Next phase― |
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