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第4調査区:ドーム

エルトロンセル:青を使用して第4調査区:ドームに入り 戦闘に勝利

 青いカプセルをはめ込むと、ぴ、と短い音がしてドームの扉が横滑りに開いていった。
 内部へ続く通路は緩やかに奥へ傾斜しており、通路内の暗さとその先に開けた空間の明るさが強いコントラストを作っている。

 はやる心を抑え、玄関口としては随分と長めの通路を抜けると、そこは円形の広場だった。
 前方には巨大な鎧戸の下りた倉庫のようなものが7つほど並んでいるが、他には特にめぼしいものは見当たらない。
 建築はどことなく天井つきの闘技場を思わせる様式だったが、どうも少し雰囲気が違っている。
 まず、円形闘技場なら客席であるべき周囲の部分が、全てただの壁でしかないのだ。しかも壁や地面には刀傷の代わりに、何やら高温で融解変形したような跡がついていた。
 いぶかしみながら、○○は広場の奥に向かって数歩を踏み出した。

『警告。試験場内部に未知のルーター反応』

 突然、場内に無感情な女性の声が木霊した。

『10秒以内にIDの提示が無い場合、これを強制排除します』

 不穏な言葉が終わると共に、正面にあった倉庫の大きな鎧戸がごうんごうんと音を立てて上に開き始めた。
 内部に格納されていたのは、奇妙なコード類で身体を壁に接続された青い巨人――ゴーレムの一種と思しきものだった。
 ○○の姿を認識したのか、ぎん、という濁った金属音と共に巨人の眼に赤い灯がともる。同時に左右の壁と巨人を繋ぐコードがばらり、と独りでに外れて落ちた。

 嫌な予感がする――という段階を、既に通り越していた。これは確実に戦闘になる。
 明らかに危機的状況に違いないが、一方で「これをこそ待っていた」という気持ちが沸き起こることも否定できない。
 滅多にない機会だ。古代の遺産の持つ力、如何ほどのものか見せてもらおうではないか。

A.O.G.S.レプリカ(微妙に強そう)


戦闘省略

     ***

 巨人の赤い眼が光を失い、くずおれて動作が停止する。……勝ったのか。
 先の女性の声がまた何か言い出すのではないかと恐々したが、少し待ってみても何も変化は起こらない。
 もう何も用意されていないのか、それとも既に機能が不完全なのか。ひとつだけ確実なのは、そろそろ帰った方が良いということだ。これ以上余計なことをすると、建物ごと爆破されないとも限らない。

 ○○は巨人の骸に背を向け、ドームを後にした。
 それにしてもこの遺跡、とんでもない危険物が配備されているものだ。黒猫達がここを調査しているのも、ひょっとしてあの手の遺物がお目当てなのかも知れない。
 まあ、そんなことは今の自分には関係ないか……。

─End of Scene─



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