エルアーク情報局ﾘｻﾞﾙﾄ集　

ﾃﾞﾌﾙｰ湿原

戦闘後霧発生時

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　ﾎﾞｰﾚﾝｽの南西には、林に囲まれた広い湿地帯がある。

　名をﾃﾞﾌﾙｰ湿原と言い、頻繁に濃い霧が出ることや、独特の生物が多く棲むことで知られている。
　ある種の狩りには向いている場所だと言えよう。

　かつてはその一帯を農地として開墾する計画もあったようだが、結局、今に至っても湿原は手付かずのままで残っている。
　単に野生生物が危険過ぎたのか、それとも他に何かあったのか、理由はﾊｯｷﾘしない。
　ただ、「あの湿原には恐ろしい女怪が棲んでいる」などという噂は耳にした。

　もしそれが本当ならば―― なおさら『狩り』には向いているではないか。

　ともあれ、まずは雑木林を抜けて現地に向かうことにする。
　不愉快な羽音から蚊が多いことが判るが、この程度の相手は軽く潰して先を急ぎたい。

戦闘省略

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　ようやく林を抜けると思った矢先、にわかに霧が立ち込めてきた。

　周囲に薄くかかった霧は見る間に濃霧へと変わり、数歩先はおろか足元の地面さえもが霞んできた。
　林を抜けたはずなのに、これでは肝心の湿原の姿は全く確認できない。
　それどころか、振り返っても今しがた通ってきた雑木林の影すら見えず、周囲は完全に乳色の闇に包まれている。

　現在地はﾃﾞﾌﾙｰ湿原の入口にあたる場所……の、はずである。
　丁度北から歩いてきたところなので、このまま奥地へ向かうなら真っ直ぐ南に進めば良いはずだ。

　だが、果たしてこの視界で踏み込んでも良いものか?

─See you Next phase─