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都庁4F突き当たり
探索する

         都庁

 僕の落胆のため息が聞こえたのだろうか?
 スズが僕の隣に肩を並べてきて、つぶやいた。

「大丈夫、きっとあるよ」

 スズの瞳が、わずかに潤んだ気がした。

「私も、ここに必ず何かがあるって思ってるんだ。 最後の最後まで、諦めないで探してみようよ」

 そうだ。
 信じて進んできたのは、自分だけじゃない。
 スズだって、手探りながらも、成功を信じてここまで来たんだ。 諦めるには、まだ早すぎる。

 僕たちは、何度も何度も、部屋の中を探索した。
 自分が見ただけでは見落としがあるかもしれない。 お互いに同じ場所を探しあったりもした。

 いったいどれくらいの時間、探しただろうか。
 体はすっかり疲労し、頭は朦朧《もうろう》としていた。

「これくらい、工場での労働に比べたら楽なほうだ」

 とスズが笑い飛ばす。

 いったん休憩しようと、腰を下ろしたときだった。
 僕の手の下に、クシャクシャに丸まった紙の感覚。

「こんなモノ、あったか?」

 紙を広げてみると、何かメモのようなものが書かれてあった。
 スズが僕の隣にやってきて、メモを読み上げる。

『世界をつなぐ音は、歌舞伎町に鳴り響く』


 −−誰が?何故、こんなメモを残したのだろう?


 だが今は、そんな謎解きをしている時間はなかった。
 急いで歌舞伎町へと向かわなくてはならない。

 僕とスズは顔を見合わせ頷くと、歌舞伎町へ向かって歩き始めた。

─End of Scene─

新宿中央公園
【選択肢】

まだ決めていない
風まかせ
都庁へ
仕事を手伝う
策敵活動
歌舞伎町へ


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